原文入力:2012/04/02 22:23(1270字)
ポッドキャスト‘イトルナム’で暴露
"評価資料と順位表を報告するとMB‘まさにこれだ’称賛"
"チン・ギョンナクが‘イ・ヨンホは直接報告する方’と話した" と明かす
民間人不法査察の胴元を自任したイ・ヨンホ前大統領府雇用労使秘書官が国務総理室公職倫理支援官室の業務報告書を李明博大統領に直接報告したという証言がチャン・ジンス前主務官を通じて出た。 これは今まで大統領府が否認してきた公職倫理支援官室-イ・ヨンホ前秘書官-李大統領につながる秘線（秘密ライン)を通じた報告の存在を裏付ける内容だ。
チャン前主務官は2日公開されたインターネット ポッドキャスト<イトルナム(イシューはたき男)>放送で 「公職倫理支援官室が高位公務員人事評価資料と順位表を作成して雇用労使秘書官室に持って行けば(イ前秘書官が)それを直接報告したと聞いた」として「民政首席室にはスクリーニング資料だけを渡したが、雇用労使秘書官室には(個人別総合点数を付けた)順位表を添付して渡した」と明らかにした。 また、彼は「2009年7月に順位表が含まれた資料をイ前秘書官が報告し李大統領が‘まさにこれだ’と言って賞賛したと聞いた」として「2010年5月には直接報告用に別途作成された報告書を直接見た」と話した。
チャン前主務官の言葉通りならば、李明博大統領は高位公務員人事と関連した報告を所管部署である大統領府民政首席室の代わりに実際業務と関連のない雇用労使秘書官室から報告を受けた格好になる。チャン前主務官はチン・ギョンナク前公職倫理支援官室企画総括課長が自身に‘イ・ヨンホ秘書官は直接報告する方’、‘民政首席室とはパワーゲームで相手にならないので、私たちは雇用労使秘書官室と業務をする’と話したと明らかにし、チン前課長が自身に‘イ前秘書官と李大統領は具体的な話をしなくとも互いに対話が通じてわかる間柄なのでとても密接だ’と話したと主張した。 李大統領がイ前秘書官と迎浦(ヨンポ)ラインで構成された公職倫理支援官室を信頼していたことを示す内容だ。
これを基に民間人不法査察と証拠隠滅に関連した報告がイ・ヨンホ前秘書官を通じて李大統領に直接報告されたという主張も説得力を持つようになる。 公職倫理支援官室の文書が直接報告用と民政首席室報告用に分けて作成されたという<ハンギョレ>の報道(3月28日付1面)に対して大統領府は「大統領府の中には‘直接報告報告書’という用語自体がない」と主張し、民間人不法査察の疑いを受けている公職倫理支援官室の文書についても「合法的な範囲内で大統領府民政首席室で李大統領に報告することもありうる」と釈明してきた。
パク・テウ記者 ehot＠hani.co.kr
原文: 訳J.S
