原文入力:2012/03/30 22:50(1477字)
"自分が大統領だと思って報告書を書け"
文書様式まで指定して‘MBに報告’念頭 情況
‘4大河川記事’情報提供者 探索の件にも‘下命’記録
"本人が大統領自身だと考えて記述せよ。"
国務総理室 公職倫理支援官室(支援官室)が査察文書を作成する時、李明博大統領に直ちに報告されることを念頭に置いていた情況があらわれた。
このような事実は<ハンギョレ>が30日、警察出身で国務総理室公職倫理支援官室所属だったキム・ギヒョン警正のUSBに保存された査察報告書を入手して分析した結果だ。
査察文書中‘服務動向点検報告様式’には報告書を書く時‘単純に発生した事件に対して説明することで終わらずに、具体的な該当状況に対する評価と対象者の役割に対して記述。 本人が大統領自身だと思って記述’しろという部分が出てくる。 これはイ・ヨンホ前秘書官が支援官室の報告書が上がってくれば民政首席室報告用と直接報告用に分けて、直接報告用は直接上に報告したという<ハンギョレ>報道(<ハンギョレ> 28日付1面)内容とも一致する。
また、査察報告書からは2009年 「大統領府がカン・ホスン事件を活用して龍山惨事に対する世論反転を指示した」と主張したキム・ユジョン民主統合党議員に対する内密調査が進行され、民間人であるキム・オクヨン韓国放送作家協会理事長、キム・ジノ当時ハンナラ党中央指導委員の不正内容に対する査察も行っていたことが明らかになった。
‘4大河川事業’に批判的な内容の記事が掲載された後には‘情報流出者’を捉えることに血眼になりもした。支援官室は2009年4月<朝鮮日報>に‘ダムを作れば水質かえって悪化’という記事が載せられ、点検1チーム調査官全員を動員して環境部内の情報流出者を探し出そうとしていたことがわかった。 この事件は‘BH下命事件’と記録されていた。 また<中央日報>が購読料を現行の1万4000ウォンから7000ウォンに引き下げるという計画を入手した後、各報道機関の動向報告まで支援官室が処理したことが明らかになる。
2011年‘飯場不正事件’で懲役6年を宣告されたカン・ヒラク警察庁長官と関連した内容も多数含まれていた。 この中のある文書にはカン庁長が2009年3月5日人事聴聞会を控えて側近に「政界にコネを作って昇進請託する行為は組織を滅ぼす」と話したことに対して 「今後、大統領府(BH)や政界などとの摩擦も排除できない」と報告した。 昇進請託をするなというカン庁長の発言が大統領府と摩擦を起こしかねないと見たのだ。
しかし資料収集のための手続き的正当性は考慮対象ではなかったことが伺える。 すでに<ハンギョレ>が29日に公開した公職者不倫事実に対する報告書だけでなく、多くの報告書は周辺人物の評価とうわさなどをむちゃくちゃに集合していた。 特にアン・ビョンマン前教育科学技術部長官など長次官に対する査察記録を見れば、多数の主要日刊紙記者と面談して情報を収集したという内容も出てきた。 記者たちと行った対話までも査察情報として活用したのだ。 資料には<中央日報>と<朝鮮日報>の記者3人の録音収録も含まれている。 ノ・ヒョンウン、イ・ヒョンソプ記者 goloke@hani.co.kr
原文: 訳J.S