原文入力:2012/03/30 10:24(1408字)
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MB政府、全方向 不法査察
KBS新労組、公職倫理支援官室 査察報告書 公開
検察、確認していながら調査せず‘縮小捜査’明らかに
国務総理室公職倫理支援官室(支援官室)が公職と民間の区別なく無差別的に査察していた報告書が発見された。 検察は2010年民間人査察捜査当時、支援官室の広範囲な査察事実を確認していながら、それをきちんと調査せず縮小捜査疑惑が提起されている。ストライキ中の<韓国放送>新労組は29日、自主製作しユーチューブを通じて放送している<リセット KBSニュース9>を通じて支援官室点検1チームが2008年から2010年までに作成した査察報告書2619件を入手したと明らかにした。 <リセット KBSニュース9>が公開した支援官室の報告書を見れば、公職者監察機構を標榜する支援官室が報道機関である<YTN>と<韓国放送>の労使葛藤と新社長に対する評価などの内部動向を鋭く監視していたことがわかった。 李明博大統領特別補佐官出身であるク・ボンホン社長の後任職務代行として選任された<YTN>ペ・ソクキュ専務に対しては「就任1ヶ月で左偏向放送の是正措置を断行した」として「会社を早期安定させられるよう職務代行体制を終息させ社長に任命し力を与える必要」があると建議した。 <韓国放送>関連報告書では李明博大統領の特別補佐官出身であるキム・インギュ社長が 「側近を主要職務に配置して親政体制の土台を用意した」と書いた。dokbul@hani.co.kr
<リセット KBSニュース9>は 「2008年‘下命事件処理簿’には(旧ハンナラ党の少壮派だった)チョン・テグン議員と会ったというパク・某氏、ソウルの小さな産婦人科の名前も見える」と報道した。米国産牛肉狂牛病波動の時、李明博大統領パロディの絵を病院に貼ったソウル大病院労組と作家、チョ・ヒョノ警察庁長官、<ハンギョレ21>編集長も査察対象だったと付け加えた。 イ・ゴンヒ 三星(サムスン)電子会長が私財を出捐して作った'選ぶ機会奨学財団'も査察対象だった。 表ざたにはなっていないがキム・ジョンイク前KBハンマウム代表のような第2の不法査察被害者が存在した可能性を排除できない。
しかし検察は支援官室の不法査察事例として、李明博大統領誹謗動画をインターネットに載せたという理由で事務室を捜索して代表理事の席を退かせたキム・ジョンイク氏の件や、夫人の訴訟に影響力を行使したという疑いについて捜査記録などを譲り受けたナム・ギョンピル セヌリ党議員の件だけを問題視した。
1次捜査当時、ソウル中央地検1次長検事だったシン・ギョンシク清州(チョンジュ)地検長は<ハンギョレ>との通話で「当時検察は(このような内容を)全てスクリーニングしたし、ナム・ギョンピル議員の件は疑惑点があると考え証拠を求めた」とし「証拠が不十分とみられたり根拠がないものに職権乱用罪を適用することは難しいと判断した」と話した。
キム・テギュ、ノ・ヒョンウン記者
原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/525988.html 訳J.S