原文入力:2012/03/28 23:57(1051字)
"冷却材ポンプ故障" …住民ら不安
釜山市、機張郡(キジャングン)にある古里1号機の事故隠蔽など原子力発電所問題が相次ぐ中で来る6月の竣工を控えた新月城原発1号機が試験運転途中に稼動を止めた。原子力発電所の安全に対する憂慮が深まる中で近隣住民と地方自治体の反発も広がっている。
28日韓国水力原子力は前日午後6時41分頃、試験運転中だった新月城原発1号機が原子炉冷却材ポンプの故障で自動停止されたと明らかにした。 原子力発電所には停止した冷却材ポンプの他にも3台の冷却材ポンプが備えてある。 大統領直属原子力安全委員会は慶北 慶州市(キョンジュシ)に位置した新月城1号機が停止した直後に職員3人を急派して原因糾明に着手した。
加圧軽水炉型100万kW級の新月城1号機は竣工を3ヶ月後に控えて設備の健全性と安全性を確認する試験運転をしてきた。 韓水原の管理監督機関である知識経済部の関係者は「試験運転を商業運転のように見てはならない」として「試験運転中の原子力発電所が設計どおりの性能が出てくるか、あらゆるテストをする段階なので安全には全く問題がない」と話した。
しかし6月の商業運転を控えて試験稼動中である新古里(シンゴリ)2号機も去る23日、蒸気発生器に水を供給する主給水ポンプの異常で稼動を止めるなど頻繁な原子力発電所事故で不安感は高まっている。 ヤンイ・ウォンヨン環境運動連合脱核エネルギー局長は 「今回のような事故が本格商業運転中に起きたとすれば深刻な事態につながりかねない」として「より徹底して透明な調査が成されなければならない」と話した。
これに先立って去る1月には月星原子力発電所1号機で温度計測器のスイッチ誤作動事故が起きた。 最近隠蔽した古里1号機の事故まで含めれば今年に入ってからだけで4件の大小の原子力発電所事故が起きたわけだ。 先週蔚山(ウルサン)、蔚州郡(ウルチュグン)議会とキム・ドゥグァン慶南(キョンナム)知事が古里1号機の閉鎖を要求したのに続き、釜山市、機張郡、長安邑(チャンアンウプ)の住民たちは来月4日に古里1号機の閉鎖要求集会を開く予定だ。
リュ・イグン記者 ryuyigeun@hani.co.kr
原文: 訳J.S