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"検察が知らないノートブック チン・ギョンナクが持っていった"

https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/525341.html

原文入力:2012/03/26 22:42(1072字)

民間人不法査察疑惑
チャン・ジンス氏 ポッドキャスト‘イトルナム’で主張
"チン・ギョンナク前総括課長が隠した"

 民間人不法査察と証拠隠滅事件に対する検察の再捜査が速度を上げているなかで、まだ口を閉ざしているチン・ギョンナク前公職倫理支援官室(支援官室)課長が今回の事件の鍵を握っている核心人物として浮上している。 特にチン前課長が検察の知らない支援官室ノートブックを持ち出したという主張まで出てきて、チン前課長の‘口’により一層の関心が集中している。

 チャン・ジンス前国務総理室主務官は26日<ハンギョレ>との通話で 「公職倫理支援官室内の各点検チームが行ってきたことを整理して集合する職員がいたが、主にその方が(デスクトップでなく)ノートブックコンピュータを使っていた」として「そのノートブックを証拠隠滅があったその週か、その次の週頃にチン前課長が持っていった」と話した。彼は「家から持ってきたノートブックだとして(検察が押収捜索をした時には)事務室になかった模様」とし「チン前課長が家にノートブックがあるという職員の答を聞いて、まさにその足でノートブックを持っていったと聞いた」と主張した。チャン前主務官は続けて「ノートブックの中にはかなり多くの報告書が詰まっているだろう」と推定した。

 もしチン前課長がこのノートブックを全て持っているならば、支援官室の不法活動事例や指示・報告ラインなど民間人査察の全貌を明らかできる有力な端緒になるものと見られる。 これに先立ち、検察は2010年1次捜査の時、支援官室のハードディスク情報が永久削除され捜査に限界があったと主張した経緯がある。

 チン前課長は1次捜査の時、支援官室証拠隠滅の‘主犯’として拘束起訴され控訴審で執行猶予刑を宣告された。 チン前課長は一時くやしさを訴え全てを打ち明けようと試みたことが分かった。 司正当局関係者は「チン前課長が裁判を受けながらあらゆる事を暴露しようとしたが、ある弁護士がそれを揉み消したと理解している」と話した。 チン前課長はチャン前主務官の暴露が出てきた後、ソウル、舎堂洞(サダンドン)の自宅を出て痕跡を消した状態だ。

キム・テギュ、ノ・ヒョンウン記者 dokbul@hani.co.kr

原文: 訳J.S