原文入力:2012/03/12 14:21(2199字)
←在米言論人アン・チヨン氏が11日公開した‘李明博BBK’名刺。‘李明博’という名前が‘BBK投資相談株式会社’の会長兼代表理事だと印刷されている。 出処シークレットオブコリア.(http://andocu.tistory.com)
米国LA裁判所‘BBK事件’裁判過程で証拠として提出
アン・チヨン氏 "イ・チャンチュン前大使が公開したものと同一" 主張
‘李明博’という名前を‘BBK投資相談株式会社’の会長兼代表理事だとした名刺が‘BBK’事件と関連した訴訟が進行中の米国裁判所に証拠として提出された事実が明らかになった。
イ・チャンチュン前大使が去る大統領選挙過程でBBK論難と関連して‘李明博BBK名刺’を公開したのに続き、2番目に公開された名刺であり、李明博大統領がこの名刺を持って実際に活動した可能性を裏付けるものなので‘BBKの実所有者が李明博大統領’という論議がより一層強まるものと見られる。
在米言論人アン・チヨン氏は11日自身が運営するブログ‘シークレットオブコリア’(http://andocu.tistory.com)に「李明博BBK名刺また現る」として 「この名刺に電話番号が加筆されていたが、その電話番号はMBが理事長を務めた東アジア研究院(後に国際政策研究院に改称)の電話番号であることが分かった」と主張した。
アン氏が公開した名刺の左上段には‘李明博会長/代表理事’と漢字で印刷されており、下段には住所とともに‘BBK投資相談株式会社’、‘LKEバンク’、‘EBANK証券株式会社’という3ヶの会社名が鮮明に刻まれている。 また、裏面には同じ内容が英文で記されていて、前面とは異なり電話番号とファックス番号が印刷されていた。
特にこの裏面英文名刺の部分にはボールペンで書いたと見られる‘ 011-822-536-5967’という電話番号が加筆されていた。 この番号は名刺を与える側が名刺を受け取った人が韓国でない米国などで国際電話で電話を簡単にかけられるように詳細な番号を案内したものと見られる。 すなわち‘011’は国際電話接続番号で米国などで国際電話をかける時に最初に押さなければならない番号であり、‘82’は韓国の国家番号、‘2’はソウルの地域番号、その後の7桁が個別電話番号であるわけだ。
アン氏は「電話番号を問い合わせた結果、ソウル、瑞草洞(ソチョドン)の迎浦ビルディングに住所地を置いた東アジア研究院の電話番号であることが確認され、この研究院がMBのシンクタンクである国際政策研究院に名前を変えた後にも継続してこの番号を使った」と主張した。 東アジア研究院は李大統領が理事長を引き受けた所であり、国際政策研究院と名前を変えた後にもペク・ヨンホ大統領府大統領室政策室長とリュ・ウイク現統一部長官など側近要人が理事長を引き受けた。
アン氏は「この名刺を誰が誰に与えたものかなどは不明だが、MBと関係のある東アジア研究院の電話番号が書かれていることから見てMBが使った可能性が最も大きく、少なくとも東アジア研究院の電話番号で電話を受けることができる人がこの名刺を使ったものと推定される」と明らかにした。
アン氏は名刺の出処と関連してロサンゼルス地裁が進めているキム・キョンジュンを相手どった損害賠償訴訟で去る2008年8月キム・キョンジュン側が証拠としてこの名刺を提出し、2007年11月22日大統領選挙直前にイ・チャンチュン前大使が公開したものと同一に印刷された名刺だと明らかにした。
←イ・チャンチュン前大使が去る大統領選挙直前公開した‘李明博BBK’名刺。 ハンギョレ資料写真.
当時、李大統領側はこの名刺と関連して‘偽造または使わずに廃棄されたもの’と否認した。 しかしアン氏は「イ前大使の公開に続き、同じ名刺が米国裁判所に提出されたことが明らかになり、MBが実際にこの名刺を使ってBBK代表理事として活動したことをうらづける証拠になるものと見られる」と主張した。
アン氏は「イ・チャンチュン前大使が公開した名刺は今回公開した名刺と同一に印刷されたが、イ前大使が迎浦ビルディングの住所地を書き取っておいたのに対し、この名刺はそれとは異なり電話番号が加筆されているのでMBが今回公開したBBK名刺を積極的にばら撒いていた可能性を示す」と付け加えた。
アン氏は「MBが偽造または使わずに廃棄されたものと釈明したが、なぜ度々このような名刺が出てくるのか気にならざるをえない」として「暇が出来次第、MBとBBK関連証拠を公開する」として追加暴露も予告した。
一方、BBK事件の核心当事者であるキム・キョンジュン氏が11日に公開したポッドキャスト放送‘ナコムス’で「(去る大統領選挙当時)企画入国と関連して最初は朴槿恵側が私に出てきて交渉しようと言った」と明らかにするなどBBK事件を巡る論難が加熱している。
パク・ジョンチャン記者 pjc@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/bluehouse/523067.html 訳J.S