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[速報] "どうか帰って下さい…皆さんが入って来れば友人たちが死にます"

原文入力:2012/03/009:09(2954字)

←済州(チェジュ)江汀マウル クロムビ岩爆破のための爆薬運搬が進行される中で7日午前、クロムビ岩に人間の盾として入った神父らと警察が対峙している。 済州/チョ・ソヨン ディレクター

[現場ルポ3信 7日午前7時30分] 警察特攻隊‘人間阻止線’突き抜け進入
クロムビ岩には依然として人間の盾残る…2次阻止線形成後対峙
"帰って下さい、どうか帰って下さい。 帰ってください"
7日午前7時20分、江汀マウルは涙の海になった。江汀マウル住民たちとクロムビ岩を守ろうと集まった平和守り100人余りが夜を明かして守った‘阻止線’は僅か10余分で崩された。

 村住民たちはクロムビ岩に至る2つの道である江汀川と江汀三叉路側に阻止線を作った。 江汀川側には60~70代の農民と平和活動家50人余りが‘海軍基地絶対反対’の旗を掲げて三重の薄い‘人間阻止線’が作られた。 江汀三叉路側には村の住民たちが動員した車両20台余りがバリケードを張った。

 しかし午前7時、続々と村に進入した警察が10余分で江汀川側‘人間阻止線’を突き抜けた。 江汀川側では‘火薬を積んだ車両が進入できる状態になった。 平和守りは阻止線を突き抜け盾と戦闘服で武装した特攻隊員に‘帰って下さい。 帰って下さい。 皆さんが入れば、クロムビ岩を爆破すれば、その中にいる私の友人たちが死にます」として涙で訴えた。 戦闘帽をかぶった特攻隊員も住民たちと目を合わせられずに頭を下げて三歩後ずさりして退いた。 午前7時30分現在、住民50人余りは再び江汀川から50余歩退いたところに席を占め‘人間阻止線’を形成している。警察は住民たちに対して一方的連行を始めた。

 同じ時間、クロムビ岩に人間の盾として入った神父らと平和活動家は警察と対峙している。まだクロムビ岩側には特別な衝突が起きておらず、神父たちは警察が取り囲んだ中で沈黙示威と祈祷を捧げている。

済州/パク・スジン記者、チョ・ソヨン ディレクター jin21@hani.co.kr
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←女性活動家が去る7日未明、クロムビ岩爆破を阻止するために江汀橋入口の車壁前に互いに体を鎖で縛って座っている。 出処 ヨオク戦争のない世の中活動家ツイッター@yeook

'火薬庫クロムビ’に飛び込んだ人間の盾 "身をもって防ぐ"

[現場ルポ2信 7日午前6時] 済州(チェジュ)江汀マウル爆破 切迫…火薬車両の進入に備えて夜中の対峙


警察 海軍基地前に続々集結…住民たち 車両バリケード、鎖で縛り抗戦

"どうにかしてクロムビ発破を阻止しようという素朴な気持ちだけだ。クロムビ発破は二度と回復できない歴史的課題であり、天命だと考え今ここにいます"

 7日午前4時頃. イ・ガンソ天主教ソウル教区神父、ハン・ジェホ ルカ福者聖堂神父など聖職者10人とキム・チョンイン女性農民会会長など活動家5人と<ハンギョレ>リュ・ウジョン カメラマンとチョ・ソヨン ディレクターなど取材陣5人を含め20人余りがクロムビ岩に張り巡らされたフェンスの一地点に向かった。 聖職者はフェンスを持ち上げクロムビ岩の中に入った。

 イ・ガンソ神父は7日午前6時、クロムビ岩で「午前6時、火薬庫から搬出された火薬がクロムビ岩に移動するための準備を終えたという知らせを伝え聞いた」として「逮捕と連行が時間の問題のようだが、どうにかしてクロムビ岩の破壊を防ぎたい心情だ」と話した。イ・ガンソン神父は「クロムビ岩は外側の騒乱を悲しんでいるように見えるが、あまりにも美しい」と話した。

 江汀マウル平和守りの数人は同じ時刻に他の経路でやはりクロムビ岩の中に入った状態だ。 漆黒の闇の中、彼らも同じく「クロムビ岩をとても愛しているので黙って見過ごすことはできない」としてクロムビ岩の発破を阻止するために直接岩に上がった。 クロムビ岩に無事に到着したある外国人は「母を保護する心情でクロムビ岩を守る」とし「昨年夏に見た後、永く会えなかったクロムビ岩に再び会えて幸せだ」と話した。

 6日午後、国防部と警察が済州道知事の再検討要請と江汀マウル住民の激烈な反対にもかかわらず、火薬類使用許可を承認したことにより江汀マウルは一触即発の火薬庫に変わった。

←済州江汀マウル、クロムビ岩爆破のための爆薬運搬が進行される中で、クロムビ岩に人間の盾として入ったオ・ヨンドク軍事基地汎国民対策委共同代表が7日午前、防波堤のテトラポットに上がっている。 済州/チョ・ソヨン ディレクター

 6日一回目の衝突が起こった安徳面(アンドクミョン)、東広里(トングァンニ)(株)済州火薬側へもどんな車両が火薬を積んで江汀マウルに来るのかを把握し、車両の運行を阻止するために村住民と平和守り9人が6日夜に移動した。 村の住民たちと江汀マウル平和守りは2人1組で組に分かれ済州道一帯を巡回査察した。 江汀マウル~法還浦口~済州ワールドカップ競技場~中文団地などにいたる巡回査察コースには虎島(ポムソム)、中文団地など観光コースが並んでいるが、この全ての場所には‘警察が隠れているかも知れない’索漠とした背景に過ぎない。 7日午前1時、巡回査察組は港口コンドミニアムで警察1個中隊が宿泊しているという事実などを確認し警察力が江汀マウルを襲う状況を予想した。

 7日午前3時30分には村会館にサイレンが鳴った。村住民たちは三々五々外に出てきた。 済州海軍基地工事現場正門前に集まった村住民50人余りは‘済州海軍基地絶対反対’と書かれた黄色い旗を掲げ、横に長く列を作り立ち並んだ。 明け方5時まで場所を守ったカン・某(68)ハルモニは「江汀マウルを守るために出てきました」として場所をしっかり守った。 60代以上の老人40人余りは帽子とマスクでかろうじて冷たい済州の明け方の風に耐えている。

←クロムビ岩爆破のための火薬搬入が切迫する中で、活動家たちと取材陣が7日未明クロムビ岩周辺に入っている。 チョ・ソヨン ディレクター

 午前6時、火薬庫から火薬を積んだ車両が移動したという知らせが届いた。村住民たちはこの火薬を積んだ車両がクロムビ岩側に進入できないよう、村の入口を2ヶところで車両で塞いだ状態だ。 女性活動家2人は江汀橋ぼ入口に設置した車壁の前に鎖で互いにからだを縛り警察の進入を全身で阻んでいる。

 午前7時現在、海軍基地工事現場正面前に警察機動隊バスがひっきりなしに集まっている。 村では非常を知らせるサイレンの音が鳴り続けている。 夜が明けクロムビの‘対立’はより一層激しくなっている。

済州/パク・スジン記者、チョ・ソヨン ディレクター jin21@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/522299.html 訳J.S