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‘オールドボーイ帰還’ 乱気流 民主党 “13日の悪夢”

原文入力:2009-03-14午後03:10:49
チョン・ドンヨン出馬宣言 波紋
党指導部 “4月補欠選 わやになった”
“どんな面目で…” 公認排除に傾く

カン・ヒチョル記者

←チョン・ドンヨン前統一部長官

民主党が突発然乱気流に包まれた。チョン・ドンヨン前統一部長官が13日に投じた‘出馬宣言’が党を騒然とさせた。‘改革公薦’を強調することによりひそやかな圧力で出馬放棄を勧めた党指導部は虚を突かれたように当惑した。民主党公認審査委員会(公審委)が公式スタートする日なのでそうしたのか、指導部の口からは“13日金曜日の悪夢”,“4月再選挙がわやになった”という深い憂いの声が出た。

チョン前長官側の人々は‘政治家として当然の選択’を強調し彼の判断の肩を持った。特に彼と近いチェ・キュシク民主党議員は“色々な面で難しい党に大いに役に立つだろう”とした。彼を支持する‘正統たち’(チョン・ドンヨンと相通じる人々)は支持声名を出した。しかし以前に彼を助けた人々の中にも反対論者は多い。2007年の大統領選挙で核心参謀として活動したある要人は“仮にも大統領候補だったのに、今は小さな地方区議員でもやりたいということなのか”として“名分ない復帰には応援する気はない”と話した。

民主党指導部の否定的態度は、彼の出馬説が飛び交った時から頑強だった。国民に‘オールドボーイ’と認識されるチョン前長官を復帰させれば、首都圏の民心を失うことになり、結局4月再選挙の勝負所である仁川,富平の選挙でも敗北することを憂慮するということだ。一歩進んで、彼の‘故郷帰還’が関心の前面に浮上して‘反イ・ミョンバク連合戦線’構築という野党圏の当初4月選挙戦略も揺れ動く可能性が議論される。
チョン前長官が出馬を宣言し、党指導部は彼が‘現役の銅雀乙区地域委員長’だという点を強調して公認排除側により一層重さをのせ始めた。匿名を要請したある当局者は「私たちの党の現役銅雀乙区地域委員長であるチョン前長官が党と一言の事前相談もなしに自分の意のままに地方区を定めて出馬するというのに、これを容認するならば民主党はこれ以上公党ではなくなる」として「こういう行為に対しては厳正で断固として対処する」と話した。

チョン前長官側もこの問題を‘アキレス腱’として認める。チョン前長官は昨年4月の総選挙を控えて、3月20日に開かれた銅雀乙区選挙事務所開所式で「銅雀乙区に骨を埋める。第2の政治人生を銅雀から始め、ここで終わりにする」と念を押した経緯がある。チェ・キュシク議員は「その批判は甘受するほかはない」とした。ところが彼は「党が全州,徳津有権者の意思を十分に尊重して決めると思う」として公認を楽観した。政治道義を破ったという批判を受けてでも全州,徳津出馬を強行するということだ。

チョン前長官が民主党候補として出馬しようとするなら、公審委の公認審査と最高委員会議決という二つの険しい関門を通過しなければならない。公審委や最高委の勢力分布,全般的な党内の雰囲気はチョン前長官に有利ではない。彼を助けたまた別の要人は「チョン前長官は民主党公認を受けられない場合、無所属出馬まで念頭に置いて出馬宣言をした」と話した。

チョン前長官も民主党も解決が難しい試験台に上がった。

カン・ヒチョル記者hckang@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/assembly/344068.html 訳J.S