原文入力:2012/02/14 16:28(1561字)
←2月1日未明、京畿道、平沢市(ピョンテクシ)の双龍(サンヨン)自動車工場前に作られた希望のテント村で双龍自動車解雇労働者が就寝用テントに横になり眠っている。 <ハンギョレ21> パク・スンファ
技術研究所エンジニア ミン・某氏、糖尿病合併症で死亡
"きちんと治療を受けられず" …チョン・ヘシン氏‘無対応’経営陣 批判
双龍自動車整理解雇反対闘争1000日を翌日に控えた14日、双龍自動車解雇労働者の無念な死の便りが再び伝えられた。21人目の死だ。
全国金属労働組合双龍自動車支部は「13日午後9時頃、双龍車技術研究所でエンジニアとして勤務していた解雇労働者が糖尿病合併症で死亡した」と14日明らかにした。
亡くなった労働者はミン・某(50)氏で去る2009年に希望退職した後、運転職などの日雇い仕事を転々としながら、きちんとした働き口を得られずに過ごしていたと伝えられた。
双龍自動車解雇労働者コ・ドンミン氏は、ミン氏について「解雇以後、深刻な生活苦に陥っていたと知られていた」として「以後‘四面楚歌’の状態でストレスから酒と一緒に暮らし、持病の糖尿に合併症まで重なり、きちんとした治療さえ受けられなかった」と語った。労組は「整理解雇に遭わなければ、糖尿治療などをを受けながら何の問題もなく生きられたろうと遺族たちが話した」と伝えた。
解雇労働者・復帰労働者・そして彼らの家族など双龍自動車労働者21人の死にでくわした労組は「コ氏の死のように数多くの双龍車解雇労働者は一日も酒なしでは生きていけない境遇に置かれている」として「双龍車はいつまで解雇労働者を死に追いやるつもりなのか答えなければならない」と付け加えた。
双龍自動車解雇労働者たちを対象に心理治癒センター‘ワラク’を運営しているチョン・ヘシン マインドプリズム代表は14日、ツイッターを通じて「双龍車は死の自動車。 自分の職員だった労働者が21人も死んだというのに眉ひとつ動かそうともしない。サイコパス会社、サイコパス経営陣だ」と‘無対応’と‘無関心’で一貫している双龍自動車経営陣を批判した。
チョン・ヘシン代表は続けて「双龍自動車解雇者などの連絡先は全て当然に使用側が持っているはずだが…ぜひとも教えて欲しい。あるいは警察でも彼らの所在把握を助けてもらえないでしょうか? 死を防ぐ一番の早道がそれだと判断し、昨年も試みましたが…人手が足りなくて組合員の所在把握ができませんでした。ところが彼らの中から死亡者が出続けています…」として、2千人余りの解雇者たちの所在把握が緊急に必要だということを訴えた。
キム・ジョンウ金属労組双龍自動車支部長は14日、ツイッターを通じて「すべての苦痛を私にくれ。私が受けて抱くから。だが死ぬのだけはやめてくれ。私が戦って同志たちの恨みをはらすから。21人目の死亡の便りは希望退職者、50代の家長、糖尿病合併症、強制退職させられなかったら適切に管理して死なずに済んだものを、なんなんだこれが。悪辣管理人、答えられるなら答えてみろ」として悲しみと怒りをぶちまけた。
同じ日、双龍自動車は3月にスイスで開かれる‘第82回ジュネーブ国際モーターショー’でプレミアム クロスオーバー(CUV)コンセプトカー‘XIV-2’等を発表し、ヨーロッパ市場攻略に乗り出すと明らかにした。
パク・スジン記者 jin21@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/518952.html 訳J.S