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[単独]延世大特殊大学院でも大学資金横領・流用

原文入力:2008-12-15午前09:49:21
経済・情報・言論大学院 数億引き出した3人 内部摘発
解任・懲戒 告発せず内密にぐずぐず懲戒

ファン・チュンファ記者

延世大学校管財部一部教職員たちが数年間にわたり大学予算を引き出して秘密資金を作った疑惑で大規模な検察調査を受けている中で(<ハンギョレ> 12日付9面)特殊大学院等でも一部教職員らが予算を横領し大学から懲戒を受けていたことが明らかになった。これは「他の部署でも慣行的に秘密資金を作っていたという主張は事実ではない」という延世大学校の釈明が偽りだったことが明らかになった。特に延世大はこのように数億ウォン台の内部不正が相次いで露見したのに刑事告発をせずに不正を隠すことに汲々としているいう指摘を受けている。

延世大は去る3~5月、特殊大学院8ヶ所の監査に着手し、去る8月不法に資金を流用した経済大学院パク・某部長と情報大学院キム・某課長を解任し言論広報大学院ユン・某課長に対しては減給3ヶ月の懲戒を下したと14日明らかにした。また延世大は特殊大学院院長らが教職員らの不正事実を知りながら黙認したのかという点に対しては今後理事会を開き懲戒可否を決める予定だ。

延世大学監査資料によると、情報大学院キム課長は去る3年間にわたり特殊大学院最高位過程で不法な方法で秘密資金1億3600万ウォンを横領し、経済大学院パク部長も同様に数億ウォン台の大学予算を引き出したことが明らかになった。言論広報大学院ユン課長は便法的な方法で2億2100万ウォンを作った後、業務推進費と部署職員手当てなどに1億8200万ウォン,物品購入費に3900万ウォンを使った。延世大関係者は「ユン課長の場合は予算を転用しただけで個人的に横領した点は認められず減給3ヶ月の懲戒が下された」とし「残る二人は一定金額を個人的に使った点が認められたので解任処分とした」と明らかにした。情報大学院キム課長は懲戒が確定する前に横領金を返還した後、辞職願いを出した。

しかし延世大はこれを告発しなかった。延世大学校は<ハンギョレ>が告発しなかった理由を尋ねると一歩遅れて「経済大学院パク部長に対して告発を準備中」と明らかにした。

延世大特殊大学院の監査は、去る3月情報大学院チェ・ヤンス院長が「情報大学院予算執行に問題があるようだ」と疑惑を提起したことにより始まった。情報大学院監査が進行される間、延世大教授評議会は学校財団に‘同様の事件が繰り返されないよう大学院全体監査を実施して再発防止策を作らなければならない’という公文書を送り、去る5月特殊大学院全体に監査が拡大した。チェ・チュンギル教授評議会議長は去る9月延世大教授情報誌で「年間1千万ウォンに達する途方もない登録料で学校財政の大部分を充当する状況で、職員が数億ウォンの公金を思いのままに使えるように放置した粗末な運営システムが残念だ」として「管理責任を問うどころか他のところに火の粉が飛び散るかと戦々恐々とする姿が悲しい」と批判した。 ファン・チュンファ記者 sflower@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/society/schooling/327693.html

原文: 訳J.S