原文入力:2012/02/05 22:52(978字)
留学生など国外不在者が永住権者より5倍多く
投票登録率 3%台にとどまる
4・11総選挙で初めて導入される在外国民投票の登録率が締め切りを1週間後に控えた5日現在、4%を越えられずにいる。 また、永住権者の登録率は低く、不在者登録率は相対的に高く、当初与党に有利と言っていた在外国民投票に対する通念も砕けている。
5日中央選挙管理委員会資料によれば、世界158の在外公館で在外選挙人1万4193人、国外不在者6万9870人が登録し3.8%の在外国民投票有権者が選挙人名簿に登録した。登録した在外国民の中で永住権者である在外選挙人に比べ、留学生・駐在員など短期滞留者である国外不在者の数が5倍程度になる。登録率で調べても国外不在者は5.3%ほどであるのに反して、国内に住民登録がない永住権者など在外選挙人登録率は1.5%でありはるかに低い。 保守指向が強いと知られた永住権者の登録率低調は在外国民投票がセヌリ党に有利だというこれまでの予想が変わるという展望につながる。
永住権者の登録率が短期滞留者などに比べ低い大きな理由は、移民生活で韓国政治に対する関心が相対的に低い点が挙げられる。 また、留学生・駐在員などは郵便・現場登録も可能な反面、永住権者は必ず直接公館を訪問し登録しなければならない規定などが永住権者の登録率を下げた要因として作用した。
ヤン・スンハム延世(ヨンセ)大政治外交学科教授は「永住権者は母国が安定することを願う指向が強く、保守的な人が多数を占め、留学生など短期居住者は相対的に進歩的である可能性が高い」として「特に変えなければならないと考える若い人であるほど投票集中力が高い」と話した。
しかし総選挙とは違い大統領選挙では候補別支持の集いが雨後の筍のように生まれるなど、永住権者の関心が非常に高まりながら現在とはまた別の状況が展開されうるという展望が出ている。
ワシントン、東京、北京/クォン・テホ、チョン・ナムグ、パク・ミンヒ特派員、ソンチェ・ギョンファ記者 ho@hani.co.kr
原文: 訳J.S