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172議席与党, 対話 蹴って‘独走政治’

原文入力:2008-12-14午後07:55:23
予算案一方的採決の後 ‘MB立法’ ごり押し

ホン・ジュンピョ “今は戦争モード”…民主 “悪法阻止”

カン・ヒチョル記者

←ウォン・ヘヨン民主党院内代表(左側2番目)が14日午前ソウル,汝矣島の党事務所で開かれた記者懇談会で、ハンナラ党の予算案の一方的採決を批判している。 パク・ジョンシク記者

政府・与党が国会議席172席という絶対的優勢を基盤に、一方的’国会運営を本格化している。
ハンナラ党は去る12~13日与野党合意手続きを省略したまま新年予算案を強行採決したのに続き、今週からは携帯電話監聴(盗聴)を合法化する通信秘密保護法、金融・産業分離緩和のための銀行法改正案などいわゆる‘イ・ミョンバク関心法案’らも野党との対話や妥協なしで強行する態勢を見せており政局が急激に凍りつく展望だ。

ホン・ジュンピョ ハンナラ党院内代表は去る13日未明、予算案採決直後に開かれた議員総会で「法案は戦争モードで行くほかはない状況」としながら「この間予算のために上程を保留した法案を早く国会法手続きにより上程してくれ」と議員らに注文した。

大統領府もこれら争点法案の年内通過に総力を傾けるという意志を表明した。大統領府核心要人は「政府が国会に提出した77ヶの法案の中で規制緩和や求人創出など経済再生法案は必ず必要でメディア産業先進化のための法案と‘サイバー侮辱罪’導入関連法案も必ず処理しなければならない」として与党の動きに後押しした。

これに対しウォン・ヘヨン民主党院内代表はこの日「(追加予算案と新年度予算案強行採決は)イ・ミョンバク大統領がハンナラ党に直接指示したこと」としながら「反民主悪法らも数の優位で押し通す可能性が大きいとみるが断固たる対応をする」と明らかにした。民主党は早ければ15日議員総会を開き、必ず阻止する反民主悪法10ヶ余りを定め総力阻止に出ることとした。

これに先立ちハンナラ党は去る12日夜、民主党と民主労働党議員らを排除したまま新年度予算案を通過させ、当初野党と削減することに合意した予算項目を大挙復活させた。野党が‘大運河疑惑’予算だと目星をつけて与野党が500億ウォン削減を合意した4大河川整備事業予算1兆6468億ウォンは政府原案のとおり通過させた。またイ・ミョンバク大統領の実兄であるイ・サンドク議員の選挙区に偏重したことから‘お兄さん予算’と呼ばれた浦項港湾整備事業予算なども500億ウォン削減合意を無視して昨年より95%増えた4600余億ウォンを配分した。

パク・チョンヒ前大統領美化予算と呼ばれた‘セマウル運動世界化’予算は当初与野党合意を通じて7億4千万ウォンを減らすことにしたが、反対に政府原案に9億4千万ウォンをさらに増額した。また不良憂慮が起こったいわゆる‘大学生力量強化’予算も200億ウォンを減額することに合意したが、当初合意をひっくり返して199億ウォンを増額して元どおりにした。反面、南北協力基金3千億ウォン,農林部の農漁村大学寄宿舎設立予算の全額,地方教育財政交付金4556億ウォンは野党との合意なしに一方的に削減した。また民主党が要求した非正規職の正規職転換,老人センター支援予算など福祉関連項目は「社会主義的予算」として全く反映しなかった。

カン・ヒチョル,シン・スングン記者hckang@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/politics/assembly/327581.html

原文: 訳J.S