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ソウル市、低所得大学生に家賃10万ウォン台の部屋を供給

https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/515127.html

原文入力:2012/01/17 16:22(1137字)

上半期に268部屋 供給

 ソウル市が大学生の住居難を緩和するために今年前半期に家賃10万ウォン台の部屋を268ヶ供給する。 市は今後、安い大学生用賃貸住宅を毎年300ヶずつ追加供給する計画だが、大学生の住居難を解消するには足りないという指摘も出ている。

 ソウル市は保証金100万ウォン、家賃は周辺相場の20~30%水準である大学生専用賃貸住宅である‘希望ハウジング’を今年上半期に268ヶ供給し、貸切住宅難と賃貸料上昇で困難を経験している大学生の住居問題を解消していくと17日明らかにした。 高麗(コリョ)大・誠信(ソンシン)女子大などがある城北区(ソンブクク)、大学街が密集した西大門区(ソデムング)などの既存住宅を改装し大学生に供給する希望ハウジングはソウル市内の大学と専門大に通う在学生なら誰でも申請できる。

 ソウル市は首都圏外出身者で基礎生活受給者・次上位階層など低所得世帯の大学生に選抜優先権を与える方針だ。 市関係者は「正確な規模は把握が難しいが低所得大学生が入居者の大部分を占めるだろう」と説明した。

 多世帯住宅再建築地域に大学生専用賃貸住宅を用意した初めての事業モデルである城北区、貞陵洞(チョンヌンドン)の希望ハウジングには2人1室で54ヶの部屋が供給され、計108人が入居する。地下1階~地上8階規模の建物には共同洗濯室、共同休憩所、屋外庭園など各種の便宜施設を備え学生たちの間でコミュニティを作っていけるよう配慮した。 賃貸料は保証金100万ウォンに基礎生活受給者の場合、家賃13万2000ウォン、非受給者15万8000ウォンだ。

 既存の多世帯住宅を直した修繕型希望ハウジングは台所・浴室など生活空間を共有する1人1室214ヶを供給する。 この内59ヶは昨年契約満了などで残っている部屋で、155ヶが今年追加供給される部屋だ。 市は下半期に145ヶの部屋を追加供給し修繕型希望ハウジングを年内に300ヶを供給する方針だ。

 しかしより一層積極的な対策を用意することを要求する声もある。 パク・ジャウン韓国大学生連合議長(淑明(スンミョン)女子大総学生会長)は「安い賃貸住宅を供給するのは大学生の住居問題が深刻な状況で幸いなことだが、困難を経験している学生が多く供給物量がとても足りない」として物足りなさを表した。

オム・ジウォン記者 umkija@hani.co.kr

原文: 訳J.S