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慰安婦ハルモニの名で…中国人が日本大使館に火炎瓶

https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/513891.html

原文入力:2012/01/08 22:27(1111字)
チョン・ファンボン記者

"先月、ヤスクニ(靖国神社) 放火もやった"

 ソウル、鍾路(チョンノ)警察署は8日、日本軍‘慰安婦’問題の解決を要求して鍾路区、中学洞(チュンハクトン)の日本大使館に火炎瓶を投げた容疑(火炎瓶使用等の処罰に関する法律違反)で中国人リュ・某(38)氏を逮捕し犯行動機と共犯有無などを調査中だ。

 警察によれば、リュ氏はこの日朝8時18分頃、日本大使館に火炎瓶4本を投げ火災を起こそうとした疑いを受けている。 ユ氏が投げた火炎瓶4本の内の2本は大使館の塀の内側に落ちたが、芯が焦げただけで火災にはならなかった。リュ氏は犯行直後現場で警察機動隊員に捕まった。

 リュ氏は警察の調査で「祖母が太平洋戦争当時、日本軍‘慰安婦’として強制徴用された韓国人」とし「先月日本の野田総理が日本軍‘慰安婦’問題に対する議論自体を拒否するなど無責任な行動を見て腹が立ち、日本大使館に火炎瓶を投げた」と話した。 リュ氏は先月26日、日本の靖国神社で起きた放火事件も自身が犯したことだと主張していると伝えられた。 先月26日午前4時10分頃、東京、千代田区、九段北の靖国神社の門から火が出て、翌日一人の中国人が国内報道機関に電話をかけ「自分が火をつけた」 と主張した経緯がある。 当時この男性は「自身の祖母が太平洋戦争の時、平壌(ピョンヤン)から中国南部に連行された日本軍慰安婦であった」として「日本政府が慰安婦被害者に謝罪しないことに抗議するために火を付けた」と話した。

 警察は「リュ氏が自身が心理治療医師であり、昨年10月から地震津波の被害地域である日本、福島県で2ヶ月間奉仕活動を行い、靖国神社に火をつけて韓国に入国したと主張した」と話した。 リュ氏は先月26日、仁川空港を通じて入国した後、ソウル、西大門区のあるモーテルに投宿し、近所のガソリンスタンドで2リットルのミネラルウォーターのペットボトル2本分のガソリンを購入した後、焼酎瓶で火炎瓶11本を作り犯行を準備したと調査された。

 韓・中両国は刑事司法共助条約と犯罪人引渡条約を結んでおり、警察の調査結果により犯罪が確定すれば、リュ氏の身柄は中国に引き渡されるものと見られる。 日本のマスコミは自国大使館に対する火炎瓶投擲事件に対して敏感な反応を示した。 チョン・ファンボン記者 bonge@hani.co.kr

原文: 訳J.S