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全国から寝袋・毛布…‘連帯の力’凍えはしない

原文入力:2012/01/06 20:37(1553字)
キム・キソン記者

現場報告  双龍(サンヨン)車 希望のテント 1ヶ月
薪ストーブ テント、向い側にはテント4棟
解雇者たちの復職闘争‘本部’に
13日 大規模‘包囲作戦’行事
"私たちは毎日希望を見ている"

←民主労総全国金属労組双龍(サンヨン)自動車支部ソ・ソンムン組合員(懲戒解雇者)が去る5日午前、京畿(キョンギ)平沢市(ピョンテクシ)、七槐洞(チルゲドン)の工場正門前で解雇者復職約束履行などを要求する1人示威を行っている。 平沢(ピョンテク)/キム・ジョンヒョ記者 hyopd@hani.co.kr

  "私たちは毎日希望を見ています。 私たち皆の新年の希望はただ工場に戻ることだけです。"

 韓進重工業‘希望のバス’に続き、京畿道、平沢市の双龍自動車工場前に‘希望のテント’が張られて1ヶ月。 零下10度を下回る厳しい寒さと身を切るような激しい風の中でも双龍車事態解決のための社会的連帯の実験は続いた。

 去る5日午前、双龍車、平沢工場正門前。‘工場に戻ろう’という手立て札を持った1人示威が続いた。 正門に向き合った歩道の上の共用テント周辺に置かれたドラム缶の中では平沢農民会から送られた薪の火が赤く燃え上がり、座り込み労働者の元気を培っていた。 ‘希望のテント村会館’という表札が掲げられたテントの中には各地から支援された寝袋と綿ズボン、毛布が目についた。道路法違反を理由に撤去要求を受けているが、いつのまにか座り込み労働者20人余りの表札まで掲げられた。

 テントの向かい側の歩道には2~3人用テント4張りも席を確保したようだ。 先月7日、テントを張って一日後には強制撤去される受難も体験したが、今は市民・社会団体はもちろん大学生たちが双龍車労働者復職闘争を支援する本部の役割をしている。 平沢平和連帯など地域社会団体はもちろん、韓進重工業‘希望のバス企画団’等、全国から50~60の市民・社会団体が連帯と支援を約束し出発した‘希望のテント’が一ヶ月ぶりに‘希望のバス’を引き継ぐ社会的連帯の‘アイコン’となったわけだ。

 キム・トゥクジュン双龍車労組首席副支部長は「狭苦しいテントの中で20人余りの労働者が毎日背を丸くして眠り座り込みをしているが、連帯の力で持ちこたえている」として「総選挙と大統領選挙がある今年、双龍車事態は新しい分岐点を迎えることになるだろう」と話した。 野宿座り込みに参加した平沢非正規職労働センターナム・ジョンス(47)所長は「希望のテントは双龍車事態3周年を控え、解雇者の暮らしに関する問題を真剣に振り返らせる重要な素材」として「テントが増えるたびに警察が刑事立件の脅しをかけるのは、双龍車問題解決のための社会的連帯に対する恐れの反証」と話した。

 金属労組は来る13~14日、1泊2日の日程で2千人余りが参加する‘整理解雇撤回のための双龍車包囲作戦’行事を行う計画だ。 双龍車が2009年に2646人の労働者を整理解雇して、労働者は77日間工場占拠籠城で対抗し抵抗した。占拠籠城が警察に鎮圧された直後の同年8月6日、双龍車労使は非正規職復職および無給休職後復職、懲戒撤回などに合意した。 だが、労働者96人が拘束され、合意事項は履行されていない。 そのことによるストレスなどで19人の労働者とその家族が亡くなった。 双龍車事態は来月15日には1000日をむかえる。 平沢/キム・キソン記者 player009@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/area/513782.html 訳J.S