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ハンナラ 2連打されてノックダウン…‘朴槿恵 非常対策委’危機? 機会?

原文入力:2012/01/06 20:00(1847字)
イム・インテク記者

"終末だ" "風前の灯火" 荒地になった党内雰囲気
‘再創党論’再挙論して "刷新加速の契機" 意見も

←朴槿恵 ハンナラ党非常対策委員会委員長が6日午後‘2012女性新聞新年祝賀会および第10回未来を導く女性指導賞授賞式’が開かれたソウル、中区(チュング)、太平路(テピョンノ)の言論会館で受賞者名簿を見ている。 キム・ミョンジン記者 littleprince@hani.co.kr

 総選挙が100日も残っていない時点で火を噴いた‘全党大会 金入り封筒撒布事件’がハンナラ党を焦土化させている。 現職国会議長と大統領府政務首席が憲政史上初めて検察の調査を受けることになる可能性も提起されながら、党内では「終末」 という嘆きと共に‘再創党論’も再び議論されている。 二人とも現在、党籍はないがハンナラ党出身だ。

 朴槿恵非常対策委員長は事件が知らされた5日、直ちに検察捜査を依頼したが、波紋は手のほどこしようもない。 ファン・ヨンチョル スポークスマンはこの日ラジオ インタビューで「(党が)謝らなければならない」として「公式的立場は次の非常対策委会議を通じて色々な状況を探ってみて決定されるだろう」と話した。朴委員長が直接対国民謝罪を行う可能性も提起されている。

 党がこのように機敏に対処する理由は‘朴槿恵非常対策委’の刷新作業まで‘金権選挙=ハンナラ党’という世論の前に色あせる可能性があるためだ。 ホン・ジュンピョ代表体制が選管委DDoS攻撃事件に消極的に対処して崩れた後、朴委員長が前面に出ただけに、今度はもう少し迅速で厳正に対応しなければならないという内部共感があるものと見られる。 親朴系重鎮であるホン・サドック議員(6選)は「金入り封筒事件のために刷新追求力が埋められて心配」としながら「国民の目には‘ああ(ハンナラ党が)またああするんだな’という気がしているのではないだろうか」と話した。 2002年大統領選挙当時の‘チャッテギ事件(訳注:800億ウォンに及ぶ莫大な不法政治資金を積んだ車ごと配ったといわれる事件)’に次ぐという話だ。 あるソウル地域選出議員は「風前の灯火だ。これ以上は耐えられる体力もない状況」と話した。 ソウル市長選挙結果を土台に、ハンナラ党の総選挙勝利可能性があると見るソウルの地方区は7ヶ所にすぎないという民心を確認した上に、選管委DDoS事件、金入り封筒事件が続けてさく烈して議員の危機意識は最高潮に達した。 ソウルでの出馬を考慮中のチョン・オギム議員(比例代表)は「有権者にどれくらい否定的イメージを植え付けるか」として「(問題ない議員までが)ハンナラ党だという理由で直撃弾を毎日受けていて本当に残念だ」と話した。

 ボールを渡された検察の捜査結果が国民的支持を受けにくいという点も議員としては苦しい部分だ。 ある首都圏再選議員は「関連者が皆知らないといえば証拠が出てこれるか。 国民は捜査結果を信じないだろうし、そっくり総選挙で負担になって戻ってくるだろう」と話した。 チャン・ジェウォン議員は「DDoS攻撃事件とは比較にもならない」として「国民が事実と判断する前に、すでに(ハンナラ党に対する)烙印を捺した」と話した。

 今回の事件が非常対策委が刷新努力を加速化できる契機になるだろうという展望も一部にはある。 親朴系のある議員は「親李系が自由なことはなく、自ら退く契機にもなりうる」と話した。 ソウルのある議員は「かえってこの事件を契機に非常対策委による刷新がさらに強まるだろう」と話した。

 だが、親李系はじっとはしていない態勢だ。 親李系の一部では12日に予定された本会議を利用して議員総会招集を要求しようとする動きを見せている。 議員総会を開いて非常対策委活動の問題点を問い詰めながら反撃を加えるということだ。 イ・ジェオ前特任長官、チョン・モンジュン、ホン・ジュンピョ前代表、キム・ムンス京畿(キョンギ)知事は先週集いを通じて、非常対策委に対抗する共同戦線を模索したことが分かった。

イム・インテク記者 imit@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/513751.html 訳J.S