原文入力:2012/01/05 20:56(1689字)
ペク・キチョル記者、イ・テヒ記者
民主党‘チョン・ヨンウク疑惑’追加提起
"民政首席室が調査中断" …大統領府 "事実ではない"
チェ・シジュン秘書出身のチョン氏夫人疑惑も噴出
←最側近による巨額収賄疑惑がふくらんだチェ・シジュン放送通信委員長が5日午前、国会文化観光体育委員会に出席し口を硬く閉ざしたまま会議の開始を待っている。 カン・チャングァン記者 chang＠hani.co.kr
民主統合党が5日、核心側近の不正疑惑が相次ぎおきているチェ・シジュン放送通信委員長の辞退を公式に促した。 チェ委員長の最側近であるチョン・ヨンウク前政策補佐官とその夫人に対する疑惑も追加提起した。
チュ・スンヨン民主党政策委議長はこの日の党高位政策会議で「チェ・シジュン委員長の養子チョン・ヨンウク氏は去る2007年ハンナラ党選挙戦と大統領選挙過程でチェ委員長の最大業績として評価される世論調査を実際に担当した人物」とし「チョン氏が移動通信用黄金周波数落札と関連して3億ウォンを授受したことがチェ・某氏に対する調査で明らかになった」と主張した。
チュ議員はまた 「大統領府民政首席室はチョン氏が2010年父親の葬儀当時、関連業者から受け取った香典が億台を越えたことを把握して、わいろ性有無を調査した事実がある」として「大統領府民政首席室が不正をかくまった疑いがある」 と主張した。 チュ議員は「昨年にはチョン氏が再婚を控えて事前に祝儀金を得たという機密情報を入手し聞き込み調査を進めた経緯があるにも関わらず民政首席室は調査を中断し、チョン氏が出国した以後これまで特別な措置が取られていない」と話した。
これと関連して大統領府民政首席室関係者は「情報誌にチョン氏の再婚と招待状、億台祝儀金関連お話が出ているので警告を一度与えた」としながら 「調査をしたが中間で覆ったという話は絶対に事実ではない」と話した。
チュ議員は続けて「チョン氏が昨年チェ・シジュン委員長の個人秘書出身であるシン・某氏と再婚したが、シン氏はMB政府がスタートするや住宅公社秘書室を経て大統領府行政官として勤め、チョン・ヨンウク氏が辞職する時に共に大統領府を辞めた」として「シン氏が大統領府行政官として行くことになった背景、そしてチョン・ヨンウク氏夫妻が出国前に処分した財産内訳、国外へ送金した内訳も全て明らかにしなければならない」と要求した。 チュ議員は更に「検察が事件と関連があるチェ・某氏の家を押収捜索した当日、チョン・ヨンウク氏がタイへ逃避した」として検察の保護疑惑も提起した。
キム・ジェユン議員も「チェ・シジュン委員長周辺最側近の各種疑惑が提起される状況で、本人が<教育放送>新社屋建設に介入しているという疑惑も提起されている」として 「チェ委員長が直ちに辞退することを促す」と明らかにした。
これと関連してチェ・シジュン委員長はこの日開かれた国会文化観光委で「(側近不正疑惑に対して)事実有無を別にして委員長として深くおわび申し上げる」としながらも「教育放送新社屋に関連して金品授受は構造的に不可能だ」と金品授受関連言論報道を否認した。
これに先立ち、全国言論労働組合(言労連)とメディア行動、民主言論運動市民連合など言論関連団体は前日に声明を出し、チェ・シジュン委員長の辞退を要求した。 言労連は声明で「10年余りを養子として過ごした人物が自身のパワーの根源であり、放送通信委員会委員長である継父をだまして金を全て横取りしたというのは納得し難いこと」とし「チェ・シジュン委員長は放送通信委員会委員長を直ちに辞退し法の審判を受けよ」と要求した。
イ・テヒ記者、ムン・ヒョンスク先任記者 hermes＠hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/513631.html 訳J.S
