原文入力:2008-12-14午後02:14:29
イ・ジョンフン記者 jonggeel@hani.co.kr
現会長,前事務総長盗聴疑惑で起訴
来年、会長選挙控えて ‘勢力争い’ 分析
韓国飲食業中央会がこの頃騒々しい。K会長が通信の秘密保護に関する法律違反の容疑で不拘束起訴されたためだ。前事務総長パク・某氏の事務室に興信所職員を雇って盗聴器を設置した疑惑だ。盗聴された前事務総長は「会長が再出馬の障害物にりうる私を辞めさせようと図ったことだ」と主張する。反面K会長は「興信所職員が私に対して陰湿な攻撃する勢力があり盗聴が必要だと誘った」として「初めには頑強に断ったが(次の選挙に影響を与える)怪文書が出回って仕方なくまかせたが、捜査の結果興信所職員が怪文書を直接作ったことが確認された」と説明した。
任期4年の飲食業中央会会長選挙は、ほとんど毎度紛争がおきている。来年に選挙を控えて今回も盗聴騒ぎまで起きた。中小自営業者ら集まりの会長席を巡ってなぜこのような騒ぎが起きるのか?
飲食業中央会は会員44万人余りで50年の伝統を有する超大型民間団体だ。会員数44万人は馬山市や議政府市の人口よりも多い。年間会費は5千ウォンから17万ウォン程度だが、合わせれば25億ウォン余りの侮れない金額になる。また、衛生委託教育などで地方自治体から相当な支援を受ける。今年ソウル市から受けた委託費だけでも14億ウォン程度だ。
飲食業中央会会長には年俸がない。代わりに役員活動費として1億1000万ウォン、慶弔費として4800万ウォンを受け取り、業務推進費として年間1億ウォンを使うことができる。金銭的代価以上に中央会議の行う各種事業について会長として契約を左右できる領域が一つや二つではない。
ここに食堂界の代表として得ることができる最も高い‘名誉’職であり食堂界の代表たちは中央会長席を好む。食堂業界は経済的寄与度や社会的認識面で他の業種より相対的に低い評価を受けているという被害意識が強い方だ。歴代会長を見れば、マンポ麺屋,,新村兄弟カルビ,ハリム閣,サムウォンガーデン,ヌルボム公園など有名な大型食堂代表らが引受けてきた。
飲食業中央会の付帯事業として最も代表的なものが‘ソウル国際飲食業博覧会’だ。また‘原産地表示義務制’のように支援を受ける事業もいくつもある。今年だけでも博覧会と原産地表示広報費用として政府から各々5億ウォン,3億ウォンを支援された。問題はこういう事業に付随する色々な契約を随意契約で処理するため雑音が出る余地が多いという点だ。博覧会放送事業者選定,協会費預置銀行選定なども会長が力を示せる部分に数えられる。
こういう‘力’と‘名誉’の魅力のために飲食業中央会会長選挙はいつも熱い競争が繰り広げられるし雑音も多かった。ナム・サンヘ前会長は2001年選挙で金品をばらまいた嫌疑で当選無効処分を受け会長職を失った。激しい三つ巴戦の末に当選した現K会長は盗聴疑惑がなくとも選挙法違反疑惑で警察の調査を受けている。ある中央会関係者は「2005年に出馬したハン候補が4億ウォン以上使ったと理解している」と語った。乱闘場選挙で拘束されたキム・クィファン前ソウル市議会議長が使った選挙費用2億ウォンの倍も金を使ったわけだ。
最近、捜査と論争に対して飲食業中央会キム・テゴン広報局長は「会長を巡る疑惑については個人的な内容であり全く分からない」と語った。
イ・ジョンフン記者 ljh9242@hani.co.kr