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安哲秀(アン・チョルス)‘バブル’ではなかった…朴槿恵 前面浮上にも支持率 堅固

原文入力:2011/12/29 22:49(1807字)
イム・インテク記者

2012‘政治の年’が来る‘ハンギョレ’4回調査中 支持率格差 最大
安哲秀が支持した候補とも朴槿恵は苦しい対決を予想
安哲秀には‘両極化解消’を希望
朴槿恵には‘南北韓安定’を期待

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朴槿恵-安哲秀2者対決分析

 朴槿恵 ハンナラ党非常対策委員長が事実上‘大統領選挙への歩み’の前面に立ったが、安哲秀 ソウル大融合科学技術大学院長の支持率が屈していない。与党内外では朴委員長の前面登場と共に‘安哲秀バブル’が崩れるという展望が少なくなかった。 今回の世論調査は安院長の支持層が固く忠誠度もまた高いという点を示している。

 仮想2者対決で安哲秀院長は49.3%、朴槿恵委員長は44.7%の支持を受けた。2人の格差が去る10月の2.1%から今回は4.6%に広がった。ソウル市長出馬説で安哲秀院長が大統領候補として議論された去る9月以後、4回の調査の中で最も格差が大きい。

 安院長は9月17日の調査で朴委員長(50.8%)に8.7%の遅れをとり、1ヶ月後(10月15日)には3.4%差に詰め寄り、半月後(10月29日)には‘48%:45.9%’に逆転した。今回の調査で小幅ではあるが格差がさらに広がったわけだ。

 今回の<ハンギョレ>調査では安院長が大統領候補に出ない場合を想定し、彼が大統領選挙構図に及ぼす影響力を計ってみようと考えた。 すなわち、与党の朴槿恵候補と不特定野党圏候補の対決で安院長が野党圏候補を支持する時の仮想対決を調査した。 調査の結果、朴槿恵委員長は45.4%、野党圏大統領候補は39.5%、‘分からない’が15.2%と出てきた。 当初‘朴槿恵 対 アン・チョルス’の2者仮想対決で‘分からない’層は6%であった。‘安哲秀候補’がいない場合、判断を留保する人々が2倍以上に増えたわけだ。

 ‘朴槿恵候補’の支持率は0.7%増でほとんど差がない反面、安院長の支持層は大幅に野党圏候補側に移る。 色々な大統領候補について行った支持率調査で6.2%を得たムン・ジェイン理事長、2.9%のユ・シミン代表、2.6%のソン・ハクキュ前代表も、安院長の支持などを元手として朴槿恵委員長と勝負を予測が難しい対決を繰り広げうるという推論が可能だ。 去る10月のソウル市長補欠選挙当時、序盤では5%台に留まっていたパク・ウォンスン候補が安院長との単一化以後に支持率が急上昇し結局当選した過程と似た状況になるわけだ。 ハンナラ党でも安院長が直接大統領候補として出馬する状況より‘安哲秀の支持を受ける野党圏単一候補’が立ち向かう場合をさらに憂慮する雰囲気だ。

 彼が政治的歩みを全くしていないのにも関わらず支持率が消えずにいるのは、彼に対する支持者の忠誠度が高いためであると見える。 彼の支持率にバブルがあるだろうという予測に反し、すでに固まっているという話だ。 パク・ウォンホ ソウル大教授(政治外交学部)は「安哲秀支持層は既成政治に対する反対概念で安院長を支持しているので、理念と地域を越えて拡張性が大きく、その場合、持続性も持っていると見られる」として「当分は安院長の支持率が堅固に維持されるだろう」と話した。 彼が来年の総選挙と大統領選挙で一定の役割をするだろうという支持層の期待が依然強いという点も支持率高空飛行の要因と見える。

 朴槿恵委員長は政治の前面に出たにも関わらず支持率は逆に微弱ながら下落した。 多者対決構図でパク委員長の支持率は30.8%で、先月の32%より若干下がった。 ハンナラ党チェ・グシク議員秘書が関わった中央選挙管理委員会DDoS攻撃の余波、キム・ソンシク、チョン・テクン議員などハンナラ党刷新派の一部の離党などにより朴委員長支持率上昇が困難に陥ったものと分析される。 二人の威勢に押さえられたためか与野党の他の大統領候補の支持率には目につく変化が現れなかった。

イム・インテク記者 imit@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/512589.html 訳J.S