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イ・サンドク議員室 口座に‘疑問の10億’

原文入力:2011/12/22 20:41(1234字)
ノ・ヒョンウン記者


秘書名義で開設 運営費として使われる…不法資金の可能性
2億ウォンはパク補佐官が受け取った金…通常運営経費を越える


←イ・サンドク議員.


  検察がハンナラ党イ・サンドク(76)議員室秘書の議員室運営費口座に入り出ていった疑問の資金10億ウォン余りを追跡していることが明らかになった。国会から支給される事務室運営経費などをはるかに越えた大金なので、検察はこの内の相当額が不法資金である可能性に注目していると伝えられた。

ソウル中央地検特捜3部(部長 シム・ジェドン)はイ議員室のイム・某(44・女・5級)秘書などの名義で開設された運営費口座から10億ウォン余りの多額の資金が入・出金されていた事実を把握し、資金の出処を確認していることが22日確認された。検察はこの内の2億ウォンは議員室パク・ペス(45・拘束)補佐官がイ・ククチョル(49・拘束起訴)SLSグループ会長とユ・ドンチョン(71・拘束起訴)第一貯蓄銀行会長から受け取った数億ウォンの内の一部であると見て、残りの8億ウォン余りの資金の流れの追跡に注力している。


  検察は特にこれらの口座から抜け出た資金がイ議員の補佐官・運転手などに定期的に支出されたり、事務室運営雑費など議員室運営費名目で使われていた情況も一部捕らえたと伝えられた。パク補佐官も検察の調査で「その口座は議員室運営費口座」と述べたと知られた。


  このように疑わしい資金が‘公的な’議員室運営経費などとして使われたとすれば、議員室関係者たちもやはり事前に資金処理に介入した状況と見られるということが捜査チーム周辺の評価だ。これに対し検察はこれら資金の出処を確認するために広範囲な口座追跡を行っている。


  検察はまたイム秘書などの口座以外に、パク補佐官が不法資金を管理していたと推定されるコーロングループ職員名義の口座に対しても資金の流れを追跡している。検察は去る21日、コーロン グループの役職員2~3人を召還し、口座を貸した理由などを追及したと伝えられた。検察はコーロン側から支援した資金が議員室に流れて行ったのかも確認する方針だ。イ議員は1961年コーロンの前身である韓国ナイロンに入社し、コーロン社長まで務めた。パク補佐官とイム秘書も同じコーロン出身で、イ議員をグループ時期からずっと補佐してきた側近だ。


  しかし検察はこのような疑わしい資金の流れがイ・サンドク議員と直接連結されているという端緒や情況はまだ見つかっていないと言う。検察はこの資金の性格と出処についてパク補佐官とイム秘書を追及したが、二人は共に「イ議員は知らないこと」と述べたことが分かった。 ノ・ヒョンウン記者


原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/511466.html 訳J.S