原文入力:2011/12/21 20:49(1025字)
ソン・インゴル記者
遠隔制御・録音プログラムを設置し対話録音
警察 "昇進審査を控えて指向を知ろうとした模様"
昇進審査を控えた警察幹部が、上級者である地方警察庁長の対話内容などを不法録音した容疑で逮捕された。
大田地方警察庁サイバー捜査隊は21日、大田地方警察庁長のコンピュータに録音プログラムをこっそりと設置し、庁長の対話・通話内容などを録音した容疑(通信秘密保護法違反など)で大田警察庁チョン・某(47)警正の事前拘束令状を申請した。
チョン警正は去る14日夕、大田地方警察庁舍7階の庁長執務室に入り外部網と連結されているコンピュータに録音および遠隔制御プログラムを設置し、執務室でなされる対話と通話内容の録音ファイルが自動生成されるようにした。その後、自身の事務室のコンピュータから庁長のコンピュータに接続し、17日午前までに生成された録音ファイル320ヶをダウンロードした疑惑を受けている。 捜査関係者は「2006年に警正に昇進したチョン警正が来年の総警昇進審査候補に上がり、新たに赴任した地方警察庁長の指向と親疎関係などを調べるためにこういう問題を起こしたと見られる」と話した。
庁長が去る16日、コンピュータが遅くなったことを不思議に思い秘書室に点検を指示しコンピュータ本体を交替したが、チョン警正は同夜、再び庁長室に入り遠隔制御プログラムなどを再設置したと警察は明らかにした。
チョン警正が設置した録音プログラムはコンピュータを点けた状態で対話すればコンピュータ本体に設置したマイクで声を自動的に認識し録音ファイルを作るもので、悪性プログラムなどとしては登録されておらずワクチン プログラムでは取り除かれないことが分かった。
チョン警正は秘書室職員に‘国内のある経済研究院のプログラムを設置すれば庁長に役立つ’とだましてこのプログラムを設置し、16日夜に庁長が退勤した後にもコンピュータが作動している点を不思議に思った秘書室職員の申告により捕まった。チョン警正は‘全て過ち’とし犯行事実を認めたと警察は伝えた。
大田/ソン・インゴル記者 igsong@hani.co.kr
原文: 訳J.S