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イ・サンドク補佐官 借名口座 発見…数千万から数億まで入金

https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/511186.html

原文入力:2011/12/21 15:22(1816字)


5~6口座…一部はコーロン職員名義


  検察がイ・サンドク ハンナラ党議員(76)のパク・ペス補佐官(45・拘束)口座を追跡する過程で借名口座5~6ヶを発見した。この内一部の口座はイ議員とパク補佐官が勤めていたコーロンのある職員の名義であることが確認された。

 <京郷新聞>は21日ソウル中央地検特捜3部(シム・ジェドン部長検事)がSLSグループ ロビー疑惑を捜査する過程で20日パク補佐官の借名口座と疑われる口座5~6ヶを発見し、資金の出処と使途を追跡していると報道した。 検察は問題の口座に1口座当たり数千万ウォンから数億ウォンまで入金された事実を把握した。 検察はこの金がSLSグループやユ・ドンチョン第一貯蓄銀行会長(71・拘束起訴)からパク補佐官が受け取った金の一部や、第三者から流れ込んだ別途の不法資金である可能性が高いと見ている。

  検察はまた、パク補佐官がコーロン出身の先輩の夫人の借名電話を使い120余回通話していた事実も明らかにした。検察はこの日パク補佐官に口座を貸したコーロン職員を参考人として呼び調査した。コーロン職員は「パク補佐官の要請を受けて口座を作った」と述べたと分かった。


  検察はこれに先立ち資金洗浄を手伝ったイ議員の女性秘書イム・某氏など2人の口座にも10億ウォン以上の現金が入金された事実を確認した。検察はこの金がパク氏が受け取ったわいろ性資金だろうと見てパク氏を追及した。しかしパク氏は「イム氏らの口座を通じて洗濯した資金は2億ウォンにならない」として 「残りの金は私も何のお金かわからない」と述べたことが明らかにされた。 実際、検察による口座追跡の結果、イム氏らの口座に入金された10億ウォン余りの中でパク補佐官に入金されたお金は1億9000万ウォン程度であると調査された。


  検察は残りの8億ウォン余りがパク補佐官から入ってきたまた別の不法資金や議員室の他の職員が不法に作った資金である可能性があると見て、口座追跡対象と範囲を拡大している。イム氏らは最近検察の調査で「パク補佐官の要請で1,2回資金を入金しただけで正確な内容は知らない」と述べた。


  検察はパク補佐官関連口座から疑わしい資金の流れが相次いで捕捉されたことにより彼の拘束期限を来る27日に延長したと<京郷新聞>は伝えた。パク補佐官は請託と共にSLSから6億ウォン、ユ・ドンチョン会長から1億5000万ウォンをそれぞれ受け取った疑惑で拘束された。


  検察はパク補佐官が授受した資金の一部がイ・サンドク議員に流れた可能性を排除していない。パク補佐官が議員室嘆願担当業務を総括しながら数億ウォン台の金品を受け取った事実が明らかになった上に議員室職員が組織的にマネーロンダリングに加担した情況が次から次へと明らかになっているためだ。検察はまた、パク補佐官の不正にコーロン職員がかかわった端緒が捉えられただけに、イ議員室とコーロンの間に不審な取引があったかも調べている。この場合、検察捜査がイ議員とコーロンへ拡大する可能性もある。


  イ議員とパク秘書官、イム秘書官などは全てコーロン出身だ。イ議員は1961年にコーロン公開採用1期で入社し、1977年に代表理事を引き受けた。パク補佐官もコーロンに勤めた経歴があり、イム秘書は1991年から21年にわたりイ議員を補佐している。


  一方、政界では大統領親戚不正とイ・サンドク議員の捜査を要求した。民主党は去る19日‘大統領側近不正真相調査委員会’を‘大統領周辺のあらゆる不正真相調査委員会’に拡大し、親戚不正に対する真相調査を強化することにした。


  キム・ユジョン民主統合党スポークスマンは21日午前、国会ブリーフィングで「女性秘書の口座だけで2年間に10億ウォンが入ってきたとすれば、いったいその上層部ラインはどうだったか想像もできない」として「大統領周辺のあらゆる不正に対する検察の徹底した捜査と厳重な処罰を再度促す」と話した。


デジタルニュース部 digitalnews@hani.co.kr


原文: 訳J.S