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MB "慰安婦 措置がなければ第2,第3の銅像が建てられるだろう"

https://www.hani.co.kr/arti/politics/bluehouse/510749.html

原文入力:2011/12/18 19:47(1692字)
アン・チャンヒョン記者


韓-日首脳 正面衝突
野田 "平和の碑撤去" 要求 強硬発言…両国関係 冷却
大統領府関係者 "李大統領 決心…日本の反応見守らなければ"


  李明博大統領と野田佳彦日本総理が18日、首脳会談で慰安婦問題を巡り正面衝突した。両首脳が共に国内の政治的理由で強硬論を展開したという解釈が出ているが、当分は韓日外交関係が凍りつく可能性が高くなった。
李大統領はこの日午前、日本、京都で開かれた韓日首脳会談で北韓問題程度だけを簡略に言及しただけで、多くの時間が慰安婦問題に集中した。 李大統領の‘専攻科目’である経済問題も会談のテーブルに上げなかった。 一時間程度行われた会談で李大統領の言葉の80%が慰安婦問題だったという。

  李大統領は先ず「経済問題以前に過去の歴史懸案、軍隊慰安婦問題に対して話す」として話し始めた。 彼は「今生存しておられる慰安婦ハルモニが平均86才だが、今年だけで16人が亡くなった」として「日常から恨を持って生きた63人のハルモニが(皆)亡くなれば、解決する道もなくなり、今しか解決する時間がない」と話した。 李大統領は更に「この問題は実務的にどこかの部署で解決しようとしても解けない」とし野田総理の政治的決断を促した。


  野田総理はこれに対して「(駐韓日本大使館前に)平和の碑が建設されたことは遺憾だ。大統領に撤去を要請差し上げる」と反撃した。 イ大統領は「おそらく日本政府が少しだけでも関心を見せたとすれば起きなかったことだ。 誠意ある措置がなされなければハルモニが亡くなるたびに第2,第3の銅像が建てられるだろう」とし正面から受けた。


  このように冷たい雰囲気が演出された韓-日首脳会談は日本政府はもちろん大統領府外交ラインもそこまでは予想できなかったものと見られる。 この間‘過去より未来’を強調した李大統領の普段の態度とも大きく変わった姿だ。 大統領府高位関係者は「大統領が決心して慰安婦問題を取り上げた」とし「韓日首脳会談で慰安婦問題をこのように挙論したことは初めて」と話した。 去る2006年10月、盧武鉉当時大統領が安倍晋三日本総理と行った首脳会談で、歴史教科書、慰安婦問題などを正面から提起したことはあるが、現政権になっては過去の問題は‘未来関係’の前に後に送られた。 去る9月野田総理が訪韓した時にも過去の問題は事実上会談の議題ではなかった。


  李大統領のこのような変化に対して政治的解釈も出てきた。 選管委DDoS攻撃事件、西海(ソヘ)海上警察官殺害事件など各種国内発の悪材料を‘外国発’で覆い隠そうとしているのではないかということだ。 慰安婦水曜集会1000回など国内世論が沸騰したことも考慮したと見られる。 実際、今回の会談を実務的に準備した大統領府外交ラインも李大統領がこのように強く慰安婦問題を取り上げるとは予想できなかったと伝えられた。 外交ラインよりは政務ラインの意見がより大きく作用したわけだ。


  野田総理が首脳会談の席で平和の碑問題で真っ向対立して、会談後直ちに独島(ドクト)問題まで挙論して強く対応したのも‘国内政治用’という解釈が多い。 野田総理の最近の日本国内での立場が非常に弱まったためという分析だ。


  このような脈絡で韓日関係が根本的な破綻には陥らないという展望が出てきた。 両首脳がそれぞれ国内政治的理由で強硬発言を出したので、冷却期を経るならば以前の関係を回復できるという論理だ。 大統領府高位関係者は「韓-日自由貿易協定と安保分野協力などができるかの試験台として過去の問題を提起した」としながら「日本側が今後どのように出てくるのか見守らなければならない」と話した。


アン・チャンヒョン記者 blue@hani.co.kr


原文: 訳J.S