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"希望のバスは社会変革動力

https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/510645.html

原文入力:2011/12/16 22:42(1413字)
差別を受ける所にいつでも走って行かねば"

イ・ギョンミ記者


搭乗客が集まり‘希望のバスの意味と未来’討論


  ‘希望のバス’に乗った人々が再び会った。希望のバスの意味を再確認して未来を考えるためだ。‘希望のバス’は去る6月、韓進重工業釜山影島造船所クレーン上で高空示威を行ったキム・ジンスク氏を訪ねたのを始め、計5回運行した。その後、韓進重工業労使は整理解雇紛争について妥結した。キム・ジンスク氏は309日ぶりに籠城を終え、希望のバスを企画したソン・ギョンドン詩人は拘束された。

  16日ソウル、永登浦(ヨンドンポ)の産業宣教会では希望のバス参加者と企画団40人余りが集まり‘希望のバス乗客らと共にする想像討論会’が開かれた。


  ‘希望のバス運動の社会的意味’を主題に基調提案をしたキム・キュハン<鯨がそうだった>編集者は「制度政治にはできなかった現実変化を希望のバスがやり遂げた」という点を強調した。


  キム編集者は「大衆は大きなエネルギーを持っているが、常に選挙という巫女祭りを通じて吸収される悪循環が私たちの社会が進歩できない大きな問題の中の一つであった」と診断した。続けて「(希望のバス参加者) 1万6000人の人員で、制度政治や既存メディア、労働運動にもできなかった社会的共鳴を示した」と評した。


  彼は希望のバスが‘正否’を主張したのではなく、人々の心を慰め世の中が良くなりうるという希望を抱かせたために波及力が大きかったと説明した。彼は「普段から講演を行う中で、人々は‘正しい人’になることよりは もう少し幸せで希望を感じたい気持が強いことを感じていた」として「そのような面で希望のバスは普段はデモに参加しない人々を動かすようにした特別な事件だと見る」と話した。


  希望のバスの乗客だった映画監督ヨ・キュンドン氏は「希望のスが単純に労働運動に連帯するために行くのではなく、人々どうしが異なる次元で連帯をする過程であり、それ自体が文化運動であり芸術だった」と話した。希望のバスを迎えた韓進重工業解雇者パク・テジュン(36)氏も「ただ私たちを助けたくて顔を一度見に来た人々のおかげで世の中が生きるに値すると感じた」として「次の希望のバスには私が乗って助けが必要な人の所に行く」と話した。


  希望のバスが労働運動に投じた課題と、希望のバスの進路に対する参加者の熱い討論も続いた。ムン・ジェフン ソウル南部労働相談センター所長は「希望のバスがその間疎外されていた整理解雇と非正規職を中心に据えた社会的連帯という点で、小さいながらも激しい努力をするならば貧困と差別問題を変えられるだろう」と話した。


  希望のバス企画団に参加したキム・ヘジン氏も「多くの人々が希望のバスは次にどこへ行くのか尋ねているが、すでに環境破壊に抵抗する‘生命のバス’、双龍(サンヨン)自動車労働者らと共にする‘希望のテント’、柳成労働者を応援する‘希望のバス’となり走り続けている」として「自発的な連帯の心が集まり日常的に、そして拡大した形態で隅々に広がっている」と話した。 イ・ギョンミ記者 kmlee@hani.co.kr


原文: 訳J.S