本文に移動

チョ・ヒョノ 捜査チーム 公開詰問 "俺が単独犯行でないと言ったが…"

原文入力:2011/12/16 15:18(1579字)
クォン・オソン記者


  DDoS攻撃 調査発表文‘強度調節’疑惑、チョ・ヒョノ庁長 記者会見 自ら要望し説明


  ファン・ウナ捜査企画官が割り込むやすぐに "少し黙っていろ"…この日、口座追跡を除き捜査終了


←チョ・ヒョノ警察庁長官


  警察が選管委DDoS攻撃の前後に金銭取引があった事実を確認していながら、ハンナラ党チェ・グシク議員秘書の偶発的な単独犯行と暫定的に結論付け隠蔽疑惑を買っているなかで、責任者であるチョ・ヒョノ警察庁長官が16日「俺が単独犯行だと断定する根拠が不足だと指摘した」と一歩遅れて捜査チームを叱責に出た。

  チョ・ヒョノ庁長はこの日 警察庁記者室で予告なしに懇談会を自ら要望して「犯行5日前にパク・ヒテ国会議長のキム前秘書がコン氏に送った1千万ウォンの資金が犯行代価性である可能性を排除できないと見ることになった」とし「これに伴い、被疑者コン氏の偶発的単独犯行と結論を出す根拠も足りない」と話した。この席には捜査チームを率いたファン・ウナ警察庁捜査企画官も共に参加した。


  チョ庁長は 「捜査チームが9日偶発的単独犯行と中間結果を発表したが、発表以後に1千万ウォンの資金がコン氏を通じてカン氏へ、カン氏からカン氏の会社であるK社の職員に移動した点、キム氏に対する嘘発見器検査で代価性ではないという返事に嘘という結果が出た点などを追加勘案する時、今回の事件が単独犯行ではないこともありうるという可能性を残しておくことが良いという判断を下すことになった」と説明した。


  彼は続けて「警察指揮部がこのような結論を15日報道資料を通じて反映したが、捜査を実務的に指揮したファン・ウナ捜査企画官など捜査チームは偶発的単独犯行という既存結論が有効だと主張、内部で激論が起きもした」と紹介した。


  これに先立ちパク・ヨンソン民主党議員らは警察の捜査発表について「当初準備された発表文が修正されたと理解している。警察がDDoS捜査結果を発表する前にチョ庁長と捜査チームの間に発表強度について葛藤があったと理解している」として外圧疑惑を提起した経緯がある。このためにチョ・ヒョノ庁長が金銭取引など捜査内容の相当部分を除いたのではないかという疑惑が起きた。


  しかしこの日、チョ庁長は反対に「9日の中間発表前に捜査チームから問題の資金取引の報告を受け、検察がこの事実を明らかにすれば誤解の素地があると明らかにしようと言ったが、捜査チームは代価性がないとし関連内容を発表から除いた」として、捜査チームを叱責する性格の記者会見を自ら乗り出したのだ。 捜査チームを率いているファン・ウナ捜査企画官がチョ庁長発言の中に割り込むや、「少し黙っていろ」と話を遮るなど、記者たちの前で摩擦を醸し出す姿を見せもした。


  捜査結果発表文の相当部分を修正したという疑惑に対しては「発表文案を見たのだが文句を入れろとか抜けとかは言わなかった」とし「綱紀紊乱事件を縮小したり隠したりする者は天罰を受ける」と主張した。チョ庁長は「特定政党をかばうために覆い隠せと私が振り回されたりするか。私が止めたこと」としながら「警察の捜査能力不足は甘受してもよいが縮小・隠蔽だと非難するのは大きな誤り」と話した。


  警察はこの日、共犯の1人であるコン氏の友人チャ・某氏を検察へ送致、口座追跡を除く事実上すべての捜査を終えることになる。


クォン・オソン記者 sage5th@hani.co.kr


原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/510547.html 訳J.S