原文入力:2011/12/15 23:00(1057字)
ノ・ヒョンウン記者
キム・ユンオク氏の姉の夫…2008年顧問委嘱後3年間 受け取る
金融専門性はなく異例的…ユ・ドンチョン会長 ロビー窓口 疑惑
ユ・ドンチョン(71・拘束起訴)第一貯蓄銀行会長が李明博大統領の親戚を全方向的に管理してきたという情況が明らかになっている。イ大統領のいとこの義理兄弟であるキム・ジェホン(72)氏がユ会長から4億ウォン余りを受け取っていた疑惑で拘束されたのに続き、イ大統領の目上の同壻であるファン・某氏も第一2貯蓄銀行顧問として在職し3年余りの間に億台の顧問料を受け取っていたことが分かった。
15日貯蓄銀行不正合同捜査団(合捜団・団長クォン・イクファン)によれば、ファン氏は2008年に第一2貯蓄銀行の顧問を委嘱され、3年余りの間に億台の顧問料を受け取った。検察は事業家出身で金融関連業務には専門性のないファン氏の履歴を見れば、このような顧問委嘱は非常に異例なことだと見ている。合捜団関係者は「ファン氏が顧問料を受け取っていた事実は確認したが、現在までに犯罪容疑は見つかっていない」と話した。
しかし検察はユ会長が拘束されたキム・ジェホン氏とハンナラ党イ・サンドク議員室パク・ペス(46・拘束)補佐官など政界の実力者に数億ウォンを渡し全方向的に‘救命ロビー’を行っていた事実に注目している。ファン氏の顧問委嘱もやはりこのようなロビー窓口を確保することが目的ではなかったかということだ。これに対し検察はファン氏が顧問として正常な業務を遂行したか否かなどを確認する方針だ。
ファン氏は大統領夫人であるキム・ユンオク氏の二番目の姉の夫であり、李明博大統領の目上の同壻だ。ファン氏は事業家出身で2008年の大統領選挙当時にはイ大統領の後援会事務局で仕事をしていたことが分かった。
ユ会長は若い時期に私債業から始め第一貯蓄銀行を作るなど金融業界に一生を投じた人物として知られる。検察はユ会長が金融界で成長する過程で蓄積した人脈が相当だったと把握している。ユ氏が拘束された後、ロビー情況に対する陳述を始めたと知られながら、今後 政・官界の人々の名前が追加言及される可能性も高いと観測される。 ノ・ヒョンウン記者 goloke@hani.co.kr
原文: 訳J.S