原文入力:2011/12/14 22:10(1445字)
キム・ソヨン記者
昼間2交代制導入要求「設備投資・人員拡充が急務」
元請け-下請け間不公正取り引き指摘も…労使関係争点浮上
←<表>自動車製造業体の労働時間と昼間連続2交代の労使間論議状況
全国金属労組と現代車・起亜車・韓国GM・ルノーサムスン自動車の労組が徹夜労働撤廃を要求してストライキも辞さない共同闘争に出ると明らかにした。 我が国で最も影響力が大きい自動車労組が共闘を宣言しただけに、来年の労使関係で自動車産業労働時間短縮問題は核心的な争点に浮上する展望だ。
金属労組と完成車4社の労組委員長は14日、ソウル市中区(チュング)の金属労組会議室で記者会見を行い「国際癌研究所が2級発ガン物質と規定した徹夜労働で、自動車労働者は週当り55時間以上の長時間労働に苦しめられている」として「徹夜労働撤廃はこれ以上先送りすることはできない社会的課題であり、部品メーカー労働者も共に連帯して昼間連続2交代制を導入する」と明らかにした。昼間連続2交代は単に勤務形態を変えるのではなく賃金(時給制→月給制)・労働時間・働き口・労働強度・物量確保問題などが絡まっており、自動車産業の生産体系と労使関係において一大“地殻変動”を起こすほどの事案だ。
完成車労組は業者ごとに賃金と物量、労働強度など状況が違うので昼間連続2交代制の交渉はそれぞれ進めるものの、共同の要求案については共に動くという計画だ。 労組は共闘のためにこの日「完成車共闘準備会議」を作った。
かれらはまず、完成車企業が徹夜労働をなくすのに共感するならば設備投資拡大と新規人員採用を社会的に約束しなければなければならないと要求した。 パク・サンチョル金属労組委員長は「雇用労働部と経営界は労働時間を減らす代わりに労働強度を高めて生産量を合わせなければなければならないと主張している」として「労働時間短縮が社会的に意味を持つには、労働者の生活の質が今よりよくなり、新しい働き口がたくさん生じる方向に進まなければならない」と話した。 実際ルノーサムスン自動車の場合、昼間連続2交代を導入したが車を作ることができる工場と人員が少なくて物量が多くなれば徹夜労働をしている実情だ。
元請け-下請け間不公正取り引き禁止も要求事案の一つだ。 労組は「完成車より経済的に困難な部品社の場合、昼間連続2交代制にするためには元請けからまともな納品単価を受取らなければならず、政府の交代制改善支援金など総合的な対策が必要だ」と主張した。
政府も徹夜労働改善による労働時間短縮には積極的だ。 雇用労働部はこの日大統領業務報告書を通じて“夜昼2交代”から昼間連続2交代や3班2交代制に切り替えて新しい働き口が作られれば、新規人員採用1人当り年に最大1080万ウォンを2年まで支援すると発表した。
韓国労働研究院のペ・ギュシク博士は「労使が交渉で労働時間を減らしていくのは非常に意味のあることだが、現代車が10年近く結論を出すことができないでいる事例で見るように、困難が多い」として「社会的雰囲気が熟したこの時、労使が適切な妥協案を見つけるようにすべきだ」と助言した。
キム・ソヨン記者 dandy@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/labor/510232.html 訳A.K