原文入力:2011/12/14 22:29(1164字)
パク・ヒョンジョン記者
水曜デモ現場 市民募金 3千万ウォン余り集め‘平和の碑’製作
←日本軍‘慰安婦’被害ハルモニが14日午後‘日本軍慰安婦問題解決のための第1000回定期水曜デモ’が開かれたソウル、鍾路区(チョンノグ)、中学洞(チュンハクトン)の日本大使館前で‘平和の碑’に触れている。この碑石は120㎝の少女像と空席となった椅子が日本大使館に向かい合うように設置された。共同取材写真
14日ソウル、鍾路区(チョンノグ)の駐韓日本大使館前の道路には少女の青銅像(高さ1200㎝)が建てられた。20年間にわたり毎週水曜日にこちらに出てきて日本政府に謝罪を要求してきたハルモニの精神を形象化した‘平和の碑’だ。
韓服を着た少女は椅子に座り拳を握った両手を膝にのせて日本大使館側を静かに凝視している。彫刻像の影はハルモニの姿だ。少女の左肩には‘鳥’がいて影の胸には‘蝶々’が舞っている。 鳥は自由・平和だけでなく生きているハルモニたちと既に亡くなったハルモニたちをつなぐ‘霊媒’を意味し、蝶々は転生を意味する。 青銅像の下部には水曜デモの歴史がハングル・英語・日本語で彫られた。 少女の右側にある空席となった椅子はハルモニを慰めるための市民の持分だ。平和の碑も市民の力で作られた。 昨年10月13日、第939回水曜デモ現場で平和の碑募金が始まり、1400人余りが十匙一飯で3千万余ウォンを集めた。
平和の碑は彫刻家キム・ウンソン(47)、キム・ソギョン(46)夫妻が製作した。 普段から‘慰安婦’問題に関心を持っていたキム・ウンソン作家が昨春に挺対協事務室を訪ね仕事を請け負うことになった。2人は4ヶ月間の作業過程が苦痛だったと語った。キム作家は「幼い少女が連行されていく場面が思い浮かび度々怒りに震えた」として「初めに計画したものより少女の目つきがきつくなったが穏やかな感動を与えるために感情を懸命に抑えた」と説明した。彼は「このような平和の碑が作られたことは悲劇」としながら「日本大使館に行き来する日本人たちがこの平和の碑を見て過去の歴史に対して考えて欲しい」と話した。
キム作家の願いとは異なり、日本政府は平和の碑の撤去を再度要求した。藤村修 官房長官はこの日午前に開かれた記者会見で平和の碑と関連して「設置が強行されたことは本当に残念」と明らかにし外交チャンネルを通じて韓国政府に撤去を継続的に要求する意向を明らかにした。
パク・ヒョンジョン記者 saram@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/510245.html 訳J.S