原文入力:2011/12/13 21:12(1471字)
クォン・クィスン記者
“民主言論市民連合の言論学校”20周年を迎えるキム・ユジン事務局長
人気呼んで卒業生7千人余り輩出
「言論正すことも市民が主人」
ソン・ソッキ教授 最多講義記録たてる
←キム・ユジン民主言論市民連合(民言連)事務局長
「言論学校を卒業した市民7千人は、市民言論運動の種子です。」
言論団体民主言論市民連合(民言連)が一般市民を対象に開く言論教養講座である言論学校が、今年で20周年をむかえる。 これまで一筋に市民と共にやってきた“長寿の秘訣”についてキム・ユジン(写真)民言論事務局長は「保守新聞の歪曲報道や不公正放送が絶えず進行中であるため」と圧縮した。 韓国言論の問題点を感じた市民が言論改革に能動的に参加するための窓口として言論学校の門を叩いたという話だ。
民主言論市民連合(民言連)が1991年に言論学校を開いたのは、87年民主化闘争以後の「言論が正しく立たなければ何もできない」という切迫感が大きく作用した。 一般市民が言論を正しく立て直す大衆言論運動を始めるには、言論学校が最適だった。
初めての講座を開くやいなや、狭い講義室には受講生が入りきれないほど集まった。 言論の横暴に怒った人々は、講義室の授業で満足しはしなかった。 2次会の席は彼らの愚痴を実践に移す公論の場になった。 92年大統領選挙時には、60人余りの受講生が自発的に選挙報道監視連帯会議に結合してモニター活動も行なった。
「言論学校は大衆と呼吸する空間になり、受講生は団体に加入して言論運動の主役になりました。」
一年に3~4回ずつ、現在まで78回開かれた言論学校は、7千人に達する卒業生を輩出した。 その中には現役の言論人も相当数いる。
民主言論市民連合(民言連)公開採用1期で95年から言論学校の仕事を一手に引き受けてきたキム事務局長は「言論人の士官学校の役割にとどまらず、平凡な市民が言論講義を聞いて人生の航路を変え活動家などになったりした時、やりがいを感じた」と語った。 例えば72期の受講生だったユ・ミンジ氏は、スペックについて悩み企業就職を夢見ていた平凡な大学生から民言論の活動家に変身した。 天安(チョナン)に住むお父さんとソウルで大学に通う娘が互いに知らないまま同時に受講していて最後の講義で会い、韓国言論の現実を共に討論したいきさつも忘れることができないと言った。
故ソン・ゴンホ(宋建鎬)先生、リ・ヨンヒ(李泳禧)先生などそうそうたる講師陣も省くわけにはいかない。 故ノ・ムヒョン(盧武鉉)前大統領も名を連ねたが、彼は96年の釜山市長選挙で地域主義清算を叫んで落選した経験談を講義の形で紹介し人気を呼んだ。
特にソン・ソッキ誠信(ソンシン)女子大教授は、言論学校の“顔’”に値する。20年間に58回の講義を担当し、最多を記録した。 文化放送(MBC)のアナウンサー時代から「習慣のようにやった」という彼は、16日に表彰盾を受ける。民主言論市民連合(民言連)はこの日午後7時、ソウル市貞洞のフランチスコ教育会館で言論学校20周年記念行事を開く。 (02)392-0181
クォン・クィスン記者 gskwon@hani.co.kr
写真:民主言論市民連合(民言連)提供
原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/media/510003.html# 訳A.K