原文入力:2011/12/14 20:45(1342字)
キム・テギュ記者
検察、昨日 召還調査… "SLS側 3次接待 情況確認"
"前大統領府職員がいなかったことに 要請" 陳述も…‘誣告罪’可能性
←パク・ヨンジュン前国務総理室国務次長が14日午後、日本出張中にSLSグループから饗応接待を受けた疑惑に対し調査を受けるためにソウル、瑞草洞(ソチョドン)、ソウル中央地検に出頭している。 リュ・ウジョン記者 wjryu@hani.co.kr
李明博政権の‘ワン次官’と呼ばれてきたパク・ヨンジュン(51)前国務総理室国務次長が14日検察に出頭した。去る9月‘饗応提供’を主張したイ・ククチョル(49・拘束起訴)SLSグループ会長を名誉毀損の疑いで告訴したパク前次長はこの日検察に出頭し「事実関係を堂々と明らかにする」と話した後、調査室へ向かった。しかし検察による捜査過程でパク前次長がSLSから接待を受けたという情況が次から次へと明らかになり、彼がむしろ誣告罪で刑事処罰される可能性が高まっている。
これに先立ちイ会長は「パク前次長が日本出張に行った時、グループの現地法人が400万~500万ウォンの饗応を提供した」と主張したが、パク前次長は記者会見を行い「SLS側から接待を受けたことはない」と反論した。日本出張中だった2009年5月22日、夕食を終えた後、かなり以前からつきあいのあった大企業系列会社日本法人の長と酒席を共にしただけということだ。パク前次長は「当時同席したまた別の人をサムスン物産出身とのみ承知していたが、イ会長の暴露後によくよく考えてみると、その人がSLSの法人長だった」として「(しかし)その日の酒代を計算した人は私の知人だ。翌日、日本の議員朝食会の日程のために長く話すこともできなかった」と主張した。パク前次長は自身の知人であるカン・某氏が計算したという16万円相当の酒代領収書も公開した。
しかしソウル中央地検特捜3部(部長 シム・ジェドン)は捜査を通じてパク前次長がSLSから接待を受けたという情況を確認した。クォン・某SLS日本法人長を調査し「2次酒席が終わり、更に続いた3次酒席で20万円をSLS法人カードで決済し、翌日パク前次長にレンタカーを提供し車両レンタル費10万円も支払った」という陳述と共に証明資料を確保したのだ。検察はまた、パク前次長とクォン法人長の出逢いを周旋して同席したキム・ヒョンジュン前大統領府春秋館長(秘書官)が日本に滞在していたクォン氏に連絡し「3次酒席がなかったことにしてもらえないか」として、虚偽陳述を要請したという陳述も受け取った。
検察はパク前次長がSLS接待疑惑を解明する過程で嘘をついたと見ている。イ会長に対するパク前次長の名誉毀損告訴がかえってパク前次長にブーメランとして戻ったわけだ。司正当局関係者は「パク前次長がなぜイ会長を告訴したのか疑問」と話した。
キム・テギュ記者 dokbul@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/510204.html 訳J.S