原文入力:2011/12/13 21:35(1111字)
キム・テギュ記者
イ・グクチョルの嘆願で‘捜査宥和’含む
また別の実力者関与 明らかになるか注目
李明博政府最高の実力者に挙げられるイ・サンドク ハンナラ党議員の補佐官パク・ペス(46)氏が拘束され、イ・グクチョル(49)SLSグループ会長(拘束起訴)が主張した‘検察ロビー’の実体が明らかになるかが注目されている。 イ会長がパク補佐官に渡した嘆願の内容に‘捜査宥和’が含まれているためだ。
イ会長のロビー疑惑を捜査中であるソウル中央地検特捜3部(部長 シム・ジェドン)は、2009年9月、昌原(チャンウォン)地検がSLSグループ捜査に入るやイ会長の会社救命ロビーが本格化したと見ている。 政界の実力者と‘コネがつく’人を探したイ会長は、ムン・ファンチョル(42・拘束起訴)テヨンロジックス代表に会い 「検察捜査が厳しいので助けて欲しい」、「強制的にワークアウトさせられ無念なので助けて欲しい」と頼み、ムン代表の紹介でパク補佐官にも会った。パク補佐官にも検察捜査宥和とワークアウト過程での助けを要請した可能性が高い。
イ会長は言論インタビューで自身の捜査宥和請託がまた別の政界の実力者を通じて‘実現’されたと主張した。パク補佐官とムン代表が政界の実力者B氏に会ったが「(B氏が)二人の前で直接昌原地検幹部に電話をかけ、それで昌原地検の件が宥和されたと理解している」ということだ。2009年11月、昌原地検特捜部はイ会長を粉飾会計・わいろ供与の容疑のみで不拘束起訴した。
しかしイ会長の‘シン・ジェミン金品授受’暴露で捜査に入ったソウル中央地検はイ会長がSLS造船の資産状態を欺き輸出保険公社から12億ドルに及ぶ前受金払戻し保証(Refund Guarantee)を受けた行為を詐欺容疑と判断し、1200億ウォン台の横領・背任容疑を新たに明らかにした。 検察の一部ではイ会長を拘束捜査しようとする‘結論を決めての捜査の結果’と見る分析も出てきたが、昌原地検の‘不良捜査’を疑ってみる余地はある。
パク補佐官とB氏は政界で一緒に仕事をしたことがあり、B氏と昌原地検幹部は高等学校の同窓だ。お互いに特別な縁で結ばれているわけだ。しかし当時昌原地検高位幹部は「B氏からSLS捜査と関連して電話を受けたことはない」と話した。
キム・テギュ記者 dokbul@hani.co.kr
原文: 訳J.S