原文入力:2011/12/13 22:25(1185字)
特別目的校・自私高への集中加速化 憂慮
イ・ジェフン記者
教科部 新しい評価方案 発表
現行9等級方式→A・B・C・D・E・Fの6段階へ
成績表には席次の代わりに原点数・科目平均・標準偏差
今年の中学校1年生が高等学校に入学する2014学年度から高校内申制度が現行9等級の相対評価から6段階の絶対評価に変わる。学校内での行き過ぎた等数競争を防ぐとの趣旨だが、‘内申膨らませ’がなされ内申が無力化して相対的に大学入試に有利になった特殊目的高校と自律型私立高に生徒が集まる現象が激しくなるという憂慮が出ている。
教育科学技術部は13日、高校内申の絶対評価への転換を骨格とする‘中等学校学事管理先進化方案’を発表した。この法案は試験運営を経て2014学年度から全面施行される。
方案を見れば、2014学年度から高校内申の成績表記が現行‘席次9等級’方式から6段階(A・B・C・D・E・F)の絶対評価方式に変わる。学年・科目別で相対的席次にともなう等級を付けるのではなく、韓国教育課程評価院が来年6月頃に発表する教科目別成就基準と評価基準により生徒がどの程度の成就を成し遂げたのかを評価し達成度点数を付ける方式だ。ただし原点数と科目平均、標準偏差を提供し学生の成績分布がどの程度なのかは依然として把握できる。
また‘F’を受けた場合、該当科目を再履修するようにする‘再履修制’という試験運営を経て2014年に導入有無を決めることにした。この制度が導入されなければ‘F’は除いて5段階で評価する。 ソル・ドングン教科部第1次官は「序列中心の相対評価はクラスの友達間の協同学習を阻害し、学習共同体意識を消えさせる」と説明した。
特性化高校とマイスター高は実習比重が高い専門教科を習うという点を考慮して来年1学期からすぐに絶対評価を導入する。現在‘秀・優・美・良・可’と席次表記を併行している中学校もやはり来年から席次を削除し、‘A~F’達成度点数と原点数、科目平均、標準偏差を表記する方式に変わる。
ソン・ギソン カトリック大教授(教育学)は「絶対評価自体は教育的に望ましいが、特別目的高校-自私高-一般系高-特性化高校へと複数に序列化した現在の状況では大学入試で内申が無力化し相対的に特別目的高校と自私高の生徒たちが有利な位置を占めざるを得ない」として「特別目的高校と自私高は教育課程運営でも自律権をさらに多く持っているので内申負担から抜け出し入試中心の教育をさらに強化できることになった」と話した。 イ・ジェフン記者 nang@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/schooling/509956.html 訳J.S