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【社説】「政教癒着」旧統一教会の韓鶴子総裁に懲役2年の判決は生ぬるいのでは

尹錫悦政権時代、各種懸案への働きかけの見返りとして、キム・ゴンヒ氏やクォン・ソンドン前議員らに金品を渡した疑いで裁判にかけられた旧統一教会の韓鶴子総裁が8月31日午後、一審で懲役2年の判決を受けた後、ソウル中央地裁を後にしている=共同取材写真//ハンギョレ新聞社

 尹錫悦(ユン・ソクヨル)政権との「政教癒着」の疑いで拘束起訴された世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の韓鶴子(ハン・ハクチャ)総裁が、一審で懲役2年の判決を言い渡された。旧統一教会が教勢拡大のために金品を提供した疑いについて、トップである韓総裁に責任があることを裁判所が認めたものといえる。だが、政教分離の原則という憲法上の価値を侵害した重大犯罪に対する処罰としては、量刑があまりにも軽すぎ、生ぬるい判決ではないかと疑問を呈せざるを得ない。

 ソウル中央地裁刑事27部(ウ・インソン裁判長)は31日、韓総裁に対し、政治資金法違反の容疑などで懲役2年を言い渡した。2022年に当時与党の「国民の力」のクォン・ソンドン前議員に政治資金1億ウォン(約1160万円)を渡したほか、同年、旧統一教会の資金1億4000万ウォン余りを国民の力の広域市・道党などに分割して寄付した容疑(政治資金法違反)や、同年7月に「コンジン法師」ことチョン・ソンベ氏を通じて尹前大統領の夫人のキム・ゴンヒ氏にシャネルのバッグ、 グラフのネックレスなどの金品を提供した容疑(請託禁止法違反)に対し、それぞれ1年を言い渡した。「二度と宗教団体による違法な政教癒着や国政私物化行為が起こらないよう、重刑を言い渡してほしい」として懲役13年を求刑したキム・ゴンヒ特別検察官(特検)チームとの認識の隔たりがあまりにも大きく、一般国民にとっては混乱を招くほどだ。

 この日、一審では韓総裁の量刑理由について、「本件全般はユン・ヨンホ元旧統一教会世界本部長が主導し、韓総裁が概ね承認したもの」だとし、「韓鶴子個人の利益のために犯したものではなく、旧統一教会の教勢拡大を目的としたものとみられる点などは、有利な事情として考慮した」と説明。旧統一教会の教勢拡大は、すなわち韓総裁の影響力の拡大とみなすことができるが、個人の利益のための行為ではないという理由で刑を軽減してよいのだろうか。

 また、分割寄付の過程における業務上横領の容疑について、「不法領得の意思が表れたとはみなせない」として無罪と判断し、韓総裁らによるカジノへの遠征賭博に関連する証拠隠滅教唆およびセネガルの政治家への選挙資金提供に関する横領容疑については公訴を棄却した。最高裁で有罪判決が確定したクォン・ソンドン、ユン・ヨンホ、チョン・ソンベらが関与した容疑については事実関係を認めつつも軽い刑を言い渡し、残りの容疑については見逃そうとしたのではないかという疑念を抱かざるを得ない。

 同裁判を担当した裁判部は、キム・ゴンヒ氏の一審裁判において、ミョン・テギュン氏による世論調査の無償提供とドイツモーターズの株価操作容疑について無罪を宣告し、チョン・ソンベ氏を通じた旧統一教会の金品収受容疑についても一部のみ有罪と認めたことで世論の批判を受けており、その後、控訴審で多くが是正された。今回の韓総裁の判決についても、控訴審でより厳正な判断が下されなければならない。

(お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/opinion/editorial/1275548.html韓国語原文入力:2026-08-31 18:40
訳H.J

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