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[生き生き育児] 田舎のおばあちゃんの家 10日間でぐっと大きくなった子供たち

登録:2013-08-13 18:26 修正:2013-08-13 22:09

夏休みに何する?" 子供たちが夏休みをむかえて心配しきりの母親たち、その実ひそかに微笑を浮かべた。 夏休みの開始と共に8才と6才、二人の子供が10日間 田舎のおばあちゃん・おじいちゃんの家で過ごすことにしたためだ。 家事、子供の世話に明け暮れる‘専業ママ’に貴重な10日間の休暇ができたわけだ。 ヤッホー! 休みが近づくほどに、まるで自分の休みのようにうれしくて心が躍る。 育児と家事を喜んで‘選択’し、子供たちとの日常をそれなりにうまく作りあげてはいるものの、自分だけの時間がいつも欲しかった。

 子供たちを田舎に送って、久しぶりに睡眠不足を解消し、のんびりと本を読み、屋上で菜園を育てて気楽に楽しんだ。 夫と心豊かに映画を見て、集いに一緒に参加したりもした。 最後の三日間は密陽(ミリャン)で写真を撮って過した。 送電塔工事を素手で阻んでいらした‘おばあさん’たちの日常を撮った。

 夫の両親の提案から始まった二人の子供の‘母親離れ練習’は今年で3年目になる。 上の子が6才だった一昨年に初めて母親から離れておばあちゃん・おじいちゃんと4日間過て来たが、昨年は一週間、そして今年は10日と、子供たちが自分で期間を定めて、おばあちゃんに手を引かれて田舎に下って行った。 私には‘子供たちを送る練習’であるわけだが、初めは子供たちの物を見ただけで、我慢していた涙があふれたりもしたが、今は全く毅然としている。

 小学生になって夏休みを初めて迎えた上の子はおばあちゃん、おじいちゃんと過ごした話を一日もれなく日記に書いた。 「妹のヘラムと私はおかあさんの元を離れておばあちゃん、おじいちゃんの家に来た。 お母さんとお父さんがソウルで何をしているか気になった」と初日の日記を書いた。

 二日に一度、山のふもとにあるおばあちゃん・おじいちゃんの田畑について行って、小川のほとりで水車を作って回して、きれいな土で‘花の島’を作って遊んだんだ。 枯れ草をリヤカーに積んで堆肥場に運ぶ仕事もしてみたけど、お父さんが撮った写真で、子供たちが自分のからだより大きなリヤカーを押して行く姿には本当に感心した。 おばあちゃん・おじいちゃんの畑でできたチャメ(マクワウリ)は 「噛む前から甘い香りが私はマクワウリ」と言い「畑で採ってすぐに鍋で蒸したとうもろこしは本当に甘くておいしかった」と伝えてくれた。

 ある日には、お昼ご飯を食べながらご飯が食卓に来るまでの過程について話し合ったんだ。 米は誰が作るのかとおじいちゃんが尋ねると、子供たちは‘自然’と‘種’だと答えたし、こんな風に話が始まり、私たちがご飯を食べるまでに経る色々な人の手助けを教えてくれたんだ。 「米を作った人の中には、精米機を作るおじさんもいて、米だけあれば良いわけでなくご飯を準備する人もいなければならない」とその日の日記に書いた。

 子供たちはおじいちゃんがご飯を食べる前に「いただきます!」と大きな声で挨拶をすることが、そのような自然とすべての人に感謝の気持ちを表現することだということを、ぼんやりだけど感じた。 ご飯を食べる時「おじいちゃんのお茶碗!」と叫んで、ごはん一粒も残さないできれいに食べた。 嫌いな食べ物も少しずつでも食べることにした。

 日々一緒に暮らしているときには分からなかったけれど、子供たちがどんどん大きくなっていることを感じる。 おばあちゃん、おじいちゃんの世話を受けて自然と近く過ごして、よく食べてよく遊んだので、さらに明るくて元気になったのだろう。 私の言うことに "嫌だ!" と叫んだ子供たちの態度も変わった。

 先ずはよく聞いてくれ、わかるように話して、待ってくれる、身をもってやって見せてくれる。 子供たちを元気で正しく導いてくれるおばあちゃん、おじいちゃん、教える秘訣はそれだった。 夫の両親に一つ教わった。 ペビーツリー筆者 ピン・チンヒャン babytree@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/society/health/599377.html 韓国語原文入力:2013/08/13 16:03
訳J.S(1766字)