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「急展開していた米イラン交渉、核と制裁での意見の相違でブレーキ」

登録:2026-05-26 08:30 修正:2026-05-26 09:27
米国のトランプ大統領が25日(現地時間)のメモリアルデーに、バージニア州アーリントン国立墓地の無名戦士の墓に献花してから、円形劇場で演説している=アーリントン/UPI・聯合ニュース

 ウォール・ストリート・ジャーナルは25日(現地時間)、米国とイランの終戦交渉は一時は急展開しているように見えたものの、核プログラムの制限と制裁緩和をめぐる意見の相違により、再びこう着状態に陥っていると報じた。

 ウォール・ストリート・ジャーナルはこの日、仲裁国の話を引用し、米国とイランは終戦に向けた了解覚書(MOU)の文案について交渉を続けているものの、イランの核プログラムと制裁緩和条項をめぐる表現の問題で交渉の進展が鈍化していると伝えた。両者は現在、ホルムズ海峡の通行制限を緩和し、戦闘を停止する一方で、今後も核プログラムについての交渉を継続するための枠組みを議論しているという。

 トランプ大統領もメモリアルデー(戦没将兵追悼記念日)のこの日、交渉が進められていることを認めつつも、急がないとの意向を表明。ソーシャルメディアのトゥルース・ソーシャルに「イランとの合意は偉大で意味のある合意になるか、あるいは合意がなくなるかだ」、「私は悪い合意はしない」と述べた。トランプ大統領はこの日のメモリアルデーの追悼演説でもイラン戦争に言及し、強硬な姿勢を保っている。トランプ大統領はアーリントン国立墓地で「『壮大な怒り』作戦で我々は素晴らしい13人の魂を失った」として、「彼らは世界最大のテロ支援国に核兵器を持たせないようにするために命をささげた」と述べた。さらに「彼らは決して核兵器を保有できないだろう」と述べ、イランとの合意が進められたとしても核兵器の保有は許さないとの立場を強調した。また、イランとの合意が成立しなければ「戦場に戻り、より大規模に、より強く戦うことになるだろう」と警告した。

 争点は核プログラムの制限と制裁緩和の順序だ。米国は、イランは備蓄している高濃縮ウランの処理や核兵器開発の放棄などについて、先制的かつ明確に約束すべきだとの立場だ。米国は、イランがホルムズ海峡の開放と一部の制裁緩和という恩恵を得たうえで、核交渉を遅延させる可能性を懸念している。一方イランは、核プログラムの具体的な措置は後の交渉で扱うべき事案であり、まず制裁緩和と凍結資産の解除についての具体的な保障が必要だと主張している。

 両者とも交渉妥結の必要性は高い。トランプ大統領は戦争の長期化、原油価格の上昇、国内世論という負担を抱えている。イランもまた、制裁と米国の海上規制により経済難が深刻化しており、金融への締め付けを解く必要がある。交渉への期待が高まる中、この日、国際原油価格は急落し、アジアと欧州の株式市場もおおむね上昇した。

 トランプ大統領は今回の交渉を、中東秩序の再編構想とも結びつけている。同氏は、サウジアラビア、カタール、パキスタン、トルコ、エジプト、ヨルダンなどの地域諸国はイランとの和平合意後、アブラハム合意に参加すべきだと主張。さらに、イランも合意締結後にアブラハム合意に参加すれば「光栄だろう」と語った。

 ただし、実現可能性は不透明だ。アブラハム合意は、イスラエルと一部のアラブ諸国との関係を正常化する合意で、アラブ首長国連邦(UAE)とバーレーンがすでに参加している。しかしサウジアラビアは、パレスチナ国家の樹立へとつながる「後戻りしない道」が整備されなければイスラエルとの関係正常化は不可能だとの立場を維持している。カタールとトルコもガザ地区、ヨルダン川西岸地区、レバノン問題をめぐってイスラエルとの対立が深まっている。したがって、トランプ大統領がイランとの終戦交渉をアブラハム合意の拡大と結びつけて推進したとしても、実際に地域諸国の参加につながるかは未知数だ。

ワシントン/キム・ウォンチョル特派員 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/international/america/1260336.html韓国語原文入力:2026-05-26 04:27
訳D.K

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