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トランプ大統領「ホルムズ海峡に滞留の船舶通過を支援」…妨害には武力対応を警告

登録:2026-05-04 08:33 修正:2026-05-04 09:05
韓国時間4日午後、作戦「プロジェクト・フリーダム」開始
ホルムズ海峡の地図と、米国のトランプ大統領の立体(3D)プリントで制作したミニチュアモデル/ロイター・聯合ニュース

 米国のドナルド・トランプ大統領は、ホルムズ海峡に足止めされている外国船舶の安全な通過を米国が支援すると表明した。ホルムズ海峡付近でまたも貨物船への攻撃が発生した直後の発表で、米国は「人道作戦」を大義名分にしてイランの海峡封鎖を事実上突破しようとしているのではないかとの見方が示されている。

 トランプ大統領は3日(現地時間)、ソーシャルメディアのトゥルース・ソーシャルに投稿した声明で、「中東紛争にまったく関与していない世界各国が、ホルムズ海峡に足止めされている自国の船舶を解放できるよう、米国に支援を求めてきている」として、「米国はこれらの船舶が限られた航路を安全に通過できるよう案内する」と表明した。トランプ大統領はこの作戦を「プロジェクト・フリーダム」と呼び、中東時間の4日午前(韓国時間4日午後)に開始されるだろうと述べた。

 トランプ大統領は、対象となる船舶は「中東で起きていることと何ら関係のない中立的で罪のない傍観者」だとして、「過ちのない人々、企業、諸国を解放するためのもの」だと主張した。そして「多くの船舶で、船員たちが健康かつ衛生的な状態でいるために必要な食料や必需品が不足している」と述べつつ、今回の措置を「米国と中東諸国、特にイランの名の下でも行われる人道主義的ジェスチャー」と表現した。

先月18日(現地時間)、オマーンのムサンダムの海岸から眺める、ホルムズ海峡を航行する船舶/ロイター・聯合ニュース

 同時にトランプ大統領は、軍事的警告も発した。「この人道的な手続きがいかなるかたちであれ妨げられるのであれば、その妨害行為は不幸にも強く対処せざるを得ない」と表明。船舶の脱出支援を人道作戦と規定しつつ、イラン側の介入の可能性に武力で対応する可能性を否定していない。

 この発表は、ホルムズ海峡付近での貨物船への攻撃がまたも報告された後に行われた。英国海軍傘下の海上保安機関である英国海事貿易機関(UKMTO)はこの日、イランのシリク沖、ホルムズ海峡の東部海域を北上中だった身元不明の貨物船が複数の小型船舶から攻撃されたと明らかにした。船員は全員無事だという。AP通信によると、この事件はイラン戦争勃発以降にホルムズ海峡の内外で発生した少なくとも24件目の攻撃だという。

 攻撃の背後にいると自称する主体は、まだ現れていない。先月22日にも、この一帯で貨物船が攻撃を受けたことが報告されている。

 トランプ大統領は一方で、イランとの外交協議が行われていることにも言及した。「私の代表たちがイランと非常に前向きな議論をおこなっていることはよく分かっている」とし、「この議論はすべての人にとって非常に前向きな結果へとつながる可能性がある」と語った。船舶移動作戦は米国とイランとの交渉の流れを破壊するための措置ではなく、紛争と無関係な船員や企業を救済するための限定的な措置であることを強調しようとしているものとみられる。

 アルジャジーラはトランプ大統領の今回の発表について、「米国がホルムズ海峡に対するイランの封鎖を破る意向を示唆したもの」と解釈した。

ワシントン/キム・ウォンチョル特派員 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/international/arabafrica/1257031.html韓国語原文入力:2026-05-04 06:21
訳D.K

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