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平壌と北京結ぶ国際列車、6年ぶりに運行再開…「朝中交流活発化へ」

登録:2026-03-11 06:45 修正:2026-03-11 09:00
コロナ禍で運航中止…12日に平壌から出発
北京と平壌を行き来する国際旅客列車=ウィキメディア・コモンズより//ハンギョレ新聞社

 中国の北京と北朝鮮の平壌(ピョンヤン)を結ぶ国際旅客列車が約6年ぶりに運行を再開する。昨年9月の首脳会談を通じて関係修復に乗り出した朝中が人的・経済交流を本格化させるシグナルとみられる。

 10日、中国国家鉄道グループサービスセンターの関係者はハンギョレの取材に対し、平壌と北京間を運行する朝中国際連運の旅客列車が今月12日から運行されると語った。1954年から北朝鮮と中国の首都を結ぶ友好の象徴となってきた同列車は、2020年1月に新型コロナウイルス感染症の影響で運行を中止していたが、約6年ぶりに運行を再開する。

 現在、毎週火曜日と土曜日の航空便が平壌-北京区間を定期運航しているが、これに定期列車が加わることになる。

 毎週月・水・金・土の週4回運行する北京発平壌行きの旅客列車は、午後5時頃に出発し20時間余り走って翌日遅い午後に平壌に到着するという。12日に平壌を出発した列車は13日に北京に到着し、同日午後に再び平壌へ向かう予定だ。国際列車は天津や瀋陽などを経由し、北・中国境がある遼寧省丹東で入国・税関審査などのため停車する。

 旅客列車の運行再開は、北朝鮮と中国間の経済交流の回復を示す。昨年9月、金正恩(キム・ジョンウン)北朝鮮国務委員長は中国の戦勝記念式典に出席するため北京を訪問し、習近平中国国家主席と6年ぶりの首脳会談を行った。ウクライナ戦争中の北朝鮮とロシアの接近で冷え込んでいた両国関係が回復の突破口を開くきっかけになった。当時、中国団体旅行客の北朝鮮旅行再開などの動きがあったが、約半年を経てから旅客列車の運行が再開された。最近、駐北朝鮮中国大使館はウェブサイトに北朝鮮の元山(ウォンサン)・葛麻(カルマ)海岸観光地区を紹介する記事を掲載し、中国の王亜軍北朝鮮大使が当局の招待で先月14日に同地を訪問した。こうした動きを受け、中国人の北朝鮮観光が間もなく再開されるとみられている。

 朝中旅客列車が再び走り始めることで、北朝鮮には観光収入という経済的利益を、中国には北朝鮮との交流・協力を示す外交的成果が期待できる。約3週間後に迫ったドナルド・トランプ米大統領の訪中を機に、朝米首脳が接触する可能性もあるとみられている。中国としては北朝鮮と円満な交流と関係を維持している点を強調する必要がある局面だ。共同通信は「北朝鮮が2020年にコロナ対策で受け入れを制限するまで、外国人旅行客のうち中国人が最も多かった。コロナの流行が収まった後も北朝鮮は中国人客を受け入れず、ロシアからの観光客のみが訪れていた」とし、「今後、朝中関係が活発化しそうだ」と報じた。

北京/イ・ジョンヨン特派員 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/international/asiapacific/1248665.html韓国語原文入力:2026-03-10 21:15
訳H.J

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