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現代自動車ジョージア工場、「韓国人拘禁事件」以降米国人を大規模公開採用

登録:2025-09-22 06:35 修正:2025-09-22 06:53
地元メディア「ジョージア州工場に27億ドル追加投資…3千人の雇用が生まれる」
現代自動車のチョン・ウィソン会長が3月26日、米国ジョージア州エラベルにある「現代自動車グループ・メタプラント・アメリカ」の竣工式に出席し、生産されたアイオニック5車両に記念署名をしている=現代車グループ提供//ハンギョレ新聞社

 現代自動車グループの米ジョージア州メタプラント・アメリカ(HMGMA)工場が、米国人対象の公開採用と投資計画を発表し、現地世論なだめに乗り出した。

 現代自動車グループのメタプラント・アメリカは最近、ソーシャルメディアに公示を出し、30日に地域の2年制技術専門大学「サバンナテック」で採用フェアを開く予定だと明らかにした。これは、現代自動車とLGエナジーソリューションの合弁で建設中のバッテリー工場で今月4日に米移民・関税執行局(ICE)が大規模な取り締まりを実施して以来、初めて開かれる公式採用イベント。現代自動車側は「様々な部門で人材を採用し、現場面接を行う」とし、「イベントはすべての人に開かれており、特に軍服務者と在郷軍人を優遇する」と強調した。

 現代自動車は18日(現地時間)、ニューヨーク・マンハッタンでホセ・ムニョス最高経営者(CEO)が投資家行事を開き、ジョージア州にあるメタプラント工場の年間生産能力を30万台から2028年までに50万台に拡大する計画だと明らかにした。このため、今後3年間、ジョージア州の工場拡張に27億ドルを追加投資することにした。

 ジョージア州サバンナの地元放送局「WTOC」は18日、「ICEの急襲後、初めての国内採用フェア」だとして採用のニュースを報道したのに続き、翌日(19日)には「移民取り締まり後、現代自動車がジョージア工場の拡張に27億ドルを投資する」とし、「現代自動車がジョージア州と結んだ契約には、約束された数十億ドルの税金減免を受けるためには2031年までにジョージア州で8000以上の正規雇用を創出しなければならないという内容が明示されていた」と報道した。それと共に今回の追加投資で「3000の新規雇用が生まれる見込み」だとし、「ICEによって拘禁された人々の雇用は契約上(米国で)創出されなければならない正規職に該当しない」と補足した。現代自動車のメタプラント・アメリカはすでに3129人の現地従業員を雇用している。

 一方、メタプラント・アメリカの現地従業員も友好的な地域世論づくりに加わった。 ジョージア州出身のブレント・スターブと名乗る従業員は18日、「アトランタ・ジャーナル」(AJC)に掲載された寄稿文で、「メタプラント・アメリカのリーダーシップ(工場幹部)の96%が現地出身で、従業員たちの絶対多数が近隣地域出身」だと書いた。また「地域住民たちが熟練した技術者、エンジニア、生産職、管理者たちとして高い所得を上げ、キャリアを積んでいる」とし、2人の子どもの母親としてワークライフバランスを享受しながら溶接部で働く事例、理髪師だったが今は塗装部門のチーム長を務めている事例など、実際の労働者たちの経験談を伝えた。彼は「ジョージア現地で働く数千人の話を直接聞いて判断してほしい」と呼びかける一方、移民取り締まりについては「外国人専門家たちは装備設置と職員教育のために初期生産過程を助ける人々だ。合法的に働き、地元の人たちと協力している」と述べた。

現代自動車グループのメタプラント・アメリカのフェイスブック・アカウントにおける採用広告//ハンギョレ新聞社
チョン・ユギョン記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/international/america/1219872.html韓国語原文入力: 2025-09-22 00:10
訳H.J

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