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【独自】韓国ハンファ、米軍艦市場進出か…米政府「まもなく軍事部門で大きな動き」

登録:2025-09-01 06:27 修正:2025-09-01 07:37
米ペンシルベニア州フィラデルフィアのハンファ・フィリー造船所で進水式が開かれた26日、国家安保多目的船舶(NSMV)「ステート・オブ・メイン(State of Maine)」が待機している=フィラデルフィア/ロイター・聯合ニュース

 8月25日(現地時間)に開かれた韓米首脳会談以降、両国間の造船業協力に拍車がかかっている中、ホワイトハウス関係者がハンファ・フィリー造船所の活動に言及し、「まもなく軍事部門で大きな動きがあるだろう」と述べた。

 米国管理予算局(OMB)のジェリー・ヘンドリックス国防担当副局長補佐官は30日(現地時間)、ソーシャルメディアのLinkedIn(リンクトイン)に、ハンファグループ系列会社のハンファシッピングがハンファ・フィリー造船所に大規模な船舶の建造を発注したというニュースをシェアし、「トランプ大統領の『米国海洋支配力の回復』キャンペーンが海軍と商業の両方の分野で速いスピードで続いている」とし、「ラッセル・ボート予算管理局長の強力な予算支援に支えられ、近いうちに軍事部門でも大きな動きがあると予想される」と書き込んだ。ホワイトハウス内に設置された「造船業事務所」は国家安全保障会議(NSC)傘下に設置されていたが、最近予算管理局傘下に移管された。ヘンドリックス補佐官は造船業事務所の実務を総括する人物として知られている。

 米国は軍艦の海外建造を禁止している。米国内の造船所であるフィリー造船所を持っているハンファは、軍艦建造市場に進出するための手続きを進めている。このため、ヘンドリックス補佐官の発言は、ハンファの軍艦建造事業進出が現実味を帯びているという点を意味するものと分析される。これに先立ち、ハンファ・フィリー造船所のデビッド・キム最高経営者は7月、韓国特派員団を対象にした会見で、「戦闘艦と戦闘支援艦の建造のため、200億ドル(約2兆9400億円)以上の米国防予算の追加承認が行われた。上・下院が資金執行案を議論している」とし、「計画された戦闘支援艦の一部はハンファが建造できる船舶だ。入札で勝つために努力している」と説明した。

 ボート局長は7月、ジョン・フェラン米海軍省長官などと共にハンファ・フィリー造船所を訪問し、視察を行った。同訪問直後の先月30日、韓米両国は造船業の協力などを中心とした関税協定の枠組みに合意した。

ワシントン/キム・ウォンチョル特派員 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/international/america/1216102.html韓国語原文入力:2025-08-31 20:25
訳H.J

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