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米国のワクチン接種者、1億人突破…3人に1人は少なくとも1回接種

登録:2021-04-05 00:44 修正:2021-04-05 08:16
成分混合事故が発生した工場、アストラゼネカ製ワクチンの製造中止
今月4日、米ワシントンで医療関係者らがモデルナ製の新型コロナワクチンの大規模接種のための準備をしている=ワシントン/EPA・聯合ニュース

 米国で新型コロナワクチンを一度でも接種した人が1億人を超えた。

 米疾病対策センター(CDC)によると、3日午後12時28分現在、新型コロナワクチンを一度でも接種した人は、人口の31.4%の1億421万3478人と調査された。ほぼ3人に1人の割合で一回は接種を受けたわけだ。また、ワクチン接種を完了した人は人口の18%である5985万8146人と把握された。65歳以上の高齢者に限定した場合、同年代の人口の半数を超える2990万4535人(54.7%)がワクチン接種を完了した。一回でもワクチンを接種した65歳以上は全体の75%である4100万7245人だった。ワクチン接種を完了したケースの詳細をみると、ファイザーとビオンテックによる共同開発ワクチンを2回接種した人が2985万5663人で最も多く、モデルナ製ワクチンを2回接種した人は2615万3607人だった。1回だけで済むジョンソン・エンド・ジョンソン製ワクチンを接種したケースが381万5015人で、3番目に多かった。

 ホワイトハウスの新型コロナデータ局長のサイラス・シャーパー博士は2日に掲載したツイートで、「1日でほぼ400万回分近いワクチンが接種され、最近7日間の1日平均接種量は、最高値の300万回分に迫っている」と明らかにした。米国のジョー・バイデン大統領は先月25日、就任100日目になる今月30日までにワクチン2億回分を接種するという目標を発表した。これは当初「就任100日まで1億回分の接種」だった目標を2倍に引き上げたものだ。

 一方、2種類のワクチン成分が混ざる事故が発生した米メリーランド州ボルチモア工場では、アストラゼネカ社のワクチンの生産を中断することにしたと、CNNなどが3日付で報道した。同工場ではアストラゼネカ社のワクチンとジョンソン・エンド・ジョンソン社のワクチンを両方とも生産してきたが、同放送は米保健福祉省がアストラゼネカ社に同工場以外の施設でワクチンを生産するよう指示したと、米連邦政府関係者の話として報じた。

 アストラゼネカとジョンソン・エンド・ジョンソンの協力企業「エマージェント・バイオソリューションズ」が運営していた同工場では、数週間前にワクチン成分が混ざる事故が発生し、ジョンソン・エンド・ジョンソンのワクチン1500万回分が廃棄されたと、ニューヨーク・タイムズが報道した。このため、米国内のジョンソン・エンド・ジョンソン製のワクチンの運送日程に問題が発生する可能性が懸念された。アストラゼネカは米国で臨床試験を完了し、まだ米食品医薬品局(FDA)に自社のワクチンの使用承認を申請していないが、申請を念頭に置いて米国供給分をあらかじめ製造している。

チョ・ギウォン記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr)
https://www.hani.co.kr/arti/international/international_general/989566.html韓国語原文入力:2021-04-04 20:10
訳H.J

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