本文に移動

コロナ死者28万人超えた米国…ワクチン接種拒否の動きも

登録:2020-12-07 01:54 修正:2020-12-07 10:21
4日の新規感染者22万7885人で最多
先月30日、米ワシントンにある新型コロナの犠牲者を追悼する屋外公園で、ある女性が新型コロナで死亡した家族ら3人の旗を手に涙をぬぐっている。その後ろには同日までの米国の新型コロナによる死者数が表示されている=ワシントン/AFP、聯合ニュース

 米国の新型コロナウイルス感染症の1日当たりの新規感染者が22万人と過去最多を記録し、死者総数は28万人を超えた。政府はファイザーとモデルナが緊急使用承認を申請したワクチンの接種に期待をかけているが、ワクチンに対する拒否感が少なくない米国では「接種拒否」の動きも起きている。

 6日(現地時間)、ジョンズ・ホプキンズ大学の新型コロナ統計によると、米国の4日のコロナ新規感染者数は22万7885人で、年初の集計開始からの最多を記録した。この日の全世界の感染者数67万人の3分の1が米国で発生したことになる。先月27日に初めて20万人を超えた感染者は、その後、いったんは20万人を下回ったものの、今月2日から3日連続で20万人を超えている。米国の感染者延べ人数は1458万人で、2~3日以内に1500万人を超えるとみられる。

 死者の増加の勢いも激しい。今月に入って連日1日当たり2500人を超えており、3日には2879人と、これまでで最多を記録した。「ワシントン・ポスト」は「5時間で発生した米国の死者数の方が、韓国のこれまでの死者総数より多い」と報道した。

 死亡統計の先行指標である入院患者数も、3日連続で10万人を超えている。CNNは、新型コロナの新規感染者数、死者数、入院患者数の3大指標がすべて記録的な水準で増加していると報じた。

 専門家は、2~3週間後のクリスマスごろまで状況は悪化し続けるだろうとの見通しを示している。米国立アレルギー・感染症研究所のアンソニー・ファウチ所長は「感謝祭の旅行や家族の集まりなどの影響で、コロナの拡散傾向は2~3週間後に最高潮となり、クリスマス連休シーズンにピークに達するだろう」との予想を示した。

4日、米テキサス州ヒューストンの病院で、ある医療スタッフがコロナ患者の状態をチェックしている=ヒューストン/AFP、聯合ニュース

 米国の感染者の10%近くが集中しているカリフォルニア州(134万人)は、厳しい自宅待機令を再び導入した。カリフォルニア州のギャビン・ニューサム州知事は3日に声明を発表し、病院が飽和状態に達した地域は、自宅待機令が自動的に適用されると述べた。待機令が下されれば、住民は食料品の購入などの不可欠な活動を除き、自宅にとどまらねばならず、州境を越える旅行は禁止される。酒場、美容室、博物館などは閉まり、食堂はテイクアウトと配達のみが可能となる。

 最悪の事態を克服するため、米政府はコロナワクチンに希望をかけているが、一部ではワクチン反対の声が高まっている。政治メディア『ポリティコ』は、自由主義系の市民団体や宗教団体などを中心とする人々から、短期間で開発されたコロナワクチンの安全性を疑い、「すべての人にワクチンを義務的に接種させることは、個人の人権を侵害する行為」という主張が出ていると報じた。特に米国は、ワクチンを大手製薬会社などの陰謀とみなす「反ワクチン運動」の流れがあり、これがワクチンに対する不安と結びつけば、ワクチン接種拒否の動きが広がる可能性がある。また黒人たちは、過去に非倫理的なワクチン人体実験に動員された暗い歴史があるため、ワクチン接種をためらっているとCNNは報じた。

チェ・ヒョンジュン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/international/international_general/972997.html韓国語原文入力:2020-12-06 16:25
訳D.K

関連記事