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中国航空会社、6カ月ぶりに平壌行き航空便の運行を再開

登録:2018-06-06 06:17 修正:2018-06-06 08:15
「期待下回る事業」で中止…「市場の需要」により再開 
朝中のつながりの回復、“将来の需要”見越した決定と見られる 
今月6日、 中国国際航空ホームページで、平壌行きの航空便の予約画面が提示されている=ホームページからキャプチャー//ハンギョレ新聞社

 昨年末、需要不足を理由に平壌(ピョンヤン)路線の運営を中止した中国の国有航空会社「中国国際航空」(エアチャイナ)が、平壌運航を再開する予定だ。

 中国国際航空は6日、北京発平壌行きのCA121便を皮切りに、毎週月水金の3回、北京~平壌路線の運行を再開する。5日現在、同社のホームページでは6日午後1時25分(現地時間)に北京を出発し、午後4時20分に平壌に到着する航空便の予約が可能だ。価格はビジネスクラスは4690人民元(約8万円)、エコノミークラスは2940人民元(約5万円)だ。これで北京-平壌路線を運航する航空便は、高麗(コリョ)航空(月火木金)に加え、週7便となった。

 運航再開と関連し、同社は「市場の需要による決定」だと説明している。昨年11月20日夕方、平壌発北京行きの航空便を最後に当該区間の運行を中止し、「期待を下回る事業運営」を理由に挙げたが、それから6カ月が経った現在は状況が変わったということだ。北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が二度も中国を訪問し、中国の習近平国家主席と首脳会談を行っており、中朝交流・協力も増える傾向にある。北朝鮮は労働党の親善参観団を中国に派遣し、中国内陸部の成都と平壌を繋ぐ高麗航空のチャーター機路線も今月末から運営される。

 ただし、中国も参加する国連安全保障理事会の対北朝鮮制裁決議が維持される状況で、実質的な人の往来の需要がどれだけ増えたかは定かではない。 一部では、国際航空の平壌路線は実際の需要より政治的な意味が大きいと見ている。業界関係者は「中国国際航空の平壌路線は運行便数の変動も多く、状況によって取り消す場合も多かった」と話した。結局、平壌路線の再開は明るくなった中朝関係の展望に歩調を合わせて、北朝鮮とのつながりを回復し、これから交流の拡大が行われる“将来の需要”を見通した決定である可能性が高い。

 実際、中国国際航空は2008年から北京-平壌路線を運営してきたが、東・夏季を分けて日程を事前に決める他の地域路線とは異なり、運営原則が明確ではなかった。昨年11月に運航を中止するまでの3年間の資料によると、1週間当たり運航回数は1~3回で、昨年6~10月には2回、11月には1回運航した。中国の航空会社の中で唯一北朝鮮往復路線を運営する同社は昨年4月、平壌路線を一時中止した直後に再開したこともあった。

北京/キム・ウェヒョン特派員(お問い合わせ japan@hani.co.kr)
https://www.hani.co.kr/arti/international/china/847827.html韓国語原文入力:2018-06-05 22:19
訳H.J

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