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「慰安婦決議案」主導したマイク・ホンダ元米下院議員、清州大学の「名誉博士」に

登録:2017-10-12 04:26 修正:2017-10-12 07:51
13日の授与式後、特別講演も予定 
報恩「平和の少女像」除幕式にも出席
マイク・ホンダ元米下院議員=ホンダ元議員フェイスブック貯蔵//ハンギョレ新聞社

 米連邦下院で日本軍慰安婦問題の決議案通過を主導したマイク・ホンダ元連邦下院議員(76・民主党)が13日、清州大学で政治学名誉博士号を授与される。ホンダ元議員は、忠清北道報恩(ポウン)の平和の少女像の除幕式にも出席する予定だ。

 清州大学は11日、「慰安婦問題を解決するため、先頭に立って韓米同盟に寄与したマイク・ホンダ元議員に名誉博士号を授与することにした」と明らかにした。ホンダ元議員は日本系米国人で、2007年に日本政府に対し日本軍慰安婦の存在の認定と謝罪、歴史的責任と真相究明などを要求する連邦下院決議案を発議して可決させた。当時、日本の保守右翼団体やマスコミなどの批判にも彼は「同決議案は日本に屈辱感を与えるためのものではなく、真実を明らかにするためのもの」だと対抗した。韓国政府は今年6月、彼に修交勲章光化章を授与した。チョン・ソンボン清州大学総長は「ホンダ元議員は、教育を通じて社会と実用学問を発展させ国に奉仕するという清州大学の建学精神に合致する方」だと述べた。

 ホンダ元議員は名誉博士号の授与式後、特別講演を行ってから報恩郡へ移動し、ベットゥル公園に設置された平和の少女像の除幕式にも出席する予定だ。報恩地域の約200の社会団体は今年5月、報恩平和の少女像建設推進委員会を発足させ、9000万ウォン(約890万円)の市民募金で少女像を建てた。

 報恩平和の少女像は「生きている平和の少女」と呼ばれるイ・オクソンさん(87)を形象化した造形物と並んで設置される。イさんは十四歳の時、日本軍慰安婦に連れて行かれ、ひどい苦痛を強いられて中国に渡り、2000年に帰国した後は国内はもちろん、米国や日本、中国などで慰安婦の惨状を知らせるのに先頭に立ってきた。映画『鬼郷』の実存人物であり、現在報恩に住んでいる。

オ・ユンジュ記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr)
https://www.hani.co.kr/arti/international/international_general/814097.html 韓国語原文入力: 2017-10-11 20:39
訳H.J(1036字)

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