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韓国、兵器輸入世界第4位

登録:2016-12-27 23:56 修正:2016-12-28 15:22
米議会調査局調査 
米国、世界兵器輸出の半分を占める 
韓国は輸出額も11位 
FT、韓国では「戦争事業がブーム」
2015年に多くの兵器を輸入した主な開発途上国(契約額基準、単位:ドル)//ハンギョレ新聞社

 全世界の兵器取引額は減少したが、米国の兵器輸出額はむしろ増加した。韓国は開発途上国のうち兵器輸入額で4位に上がった。

 「ニューヨークタイムズ」は26日、米議会調査局報告書である「2008~2015年における開発途上国への通常兵器移転」を引用し、米国が昨年、全世界を対象に402億ドルの兵器を販売(契約額基準)し、不動の1位を守ったと報じた。この資料によると、昨年全世界の兵器取引額は800億ドルで、2014年の809億ドルに比べて小幅減少したが、米国の兵器輸出額は2014年に比べて40億ドル増加した。米国の兵器輸出額は全世界の兵器輸出額の半分以上を占めるほど圧倒的だ。

2015年の主な兵器輸出国(契約額基準、単位:ドル、資料:米国議会)//ハンギョレ新聞社

 兵器輸入の主要顧客は中東地域の国家だ。昨年1位のカタールは175億ドルの兵器を購入し、2位は1人当たりの国内総生産(GDP)が3000ドルにも満たないエジプトで、119億ドル分の兵器を輸入した。3位はサウジアラビアで86億ドル、4位は韓国で54億ドルの兵器を購入した。以下、パキスタン、イスラエル、アラブ首長国連邦、イラク、アルジェリアなどが多くの兵器を購入した。兵器の輸入上位10カ国のうち、中東国家以外の国は韓国と中国(9位、22億ドル)のみだった。

 報告書によると、韓国は昨年、兵器輸出でも11位(3億ドル)に上った。「フィナンシャル・タイムズ」は今月初め「韓国の戦争事業がブームを迎えた」と報じた。同紙は当時、韓国の兵器製造会社が通常兵器の需要増加と価格競争力に支えられて繁盛しており、2009年に比べて数年間で新しい兵器の輸出が1100%増えたと伝えた。

チョ・ギウォン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr)
https://www.hani.co.kr/arti/international/international_general/776360.html 韓国語原文入力:2016-12-27 20:09
訳H.J(913字)

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