日本の靖国神社に爆発物を設置した韓国人に実刑が言い渡された。
東京地方裁判所は19日、靖国神社南門のトイレに爆発物を設置して発火させ、施設物を壊した疑い(建造物侵入・建造物損壊など)で起訴された韓国人のチョン・チャンハン容疑者(28)に懲役4年の実刑を言い渡した。
家令和典裁判官は判決文で「靖国神社で騒ぎを起こせばマスコミの注目を集められると思って犯行を計画し、神社に対する予備調査を行うなど、全体的に計画性が高い犯罪だ。危険性が高く悪質であり、関係者が受けた衝撃や神社運営に及ぼした影響が大きく、刑事責任が重大だ」として実刑判決の理由を明らかにした。初犯で人命への被害がない事件に実刑が言い渡されたのは極めて異例だ。
チョン容疑者は、昨年11月23日、東京都千代田区の靖国神社南門のトイレに火薬を詰めた時限式の発火装置を設置して発火させ、トイレの天井などを破損した疑いで拘束起訴された。人命被害はなかったが、大きな爆発音が発生し、爆発物処理班が出動するなど騒ぎが起きた。日本の右翼はこの事件後、「テロリストの韓国人に極刑を下すべき」と訴え嫌韓集会を続けてきた。
チョン容疑者は、最初の爆発事件を起こした後に韓国に帰国したが、昨年12月9日、日本に再入国して逮捕された。チョン容疑者は再入国した理由について「初めての事件で、期待していただけの社会的関心を引くことができず、今度は圧力鍋爆弾を作って靖国神社本殿で爆発させるつもりだった」と供述した。
靖国神社は日本の侵略戦争を美化する施設で、朝鮮人約2万1000人余りが強制合祀されている。2013年12月に安倍首相が参拝して以来、日本の首相による参拝は行われていない。
韓国語原文入力:2016-07-19 14:50