歴史学者たちの声明の作成を主導したアレクシス・ダデン米コネチカット大学教授は5日、ハンギョレとの電子メールインタビューで「今回の声明は、日本政府に歴史問題を直視するように直接訴えたもの」だと述べた。彼女は今年2月、日本政府の米国歴史教科書に対する慰安婦関連記述の修正要求に反発する米国の歴史学者20人の声明も主導した。
- 今回、声明を発表した理由は何か?
「今回の声明は、多数の日本学学者たちの圧倒的な確信を表明する公開的かつ公式的な訴えだ。特に安倍政権発足後、河野談話の主要内容が除去され始めたが、日本政府にこの歴史(慰安婦問題)を直視し、その責任を受け入れ、追加の歪曲と政治化を中断することを求める直接的な訴えとして捉えてもらいたい」
- 声明を作成することになった経緯は?
「これは今年3月にシカゴで開催されたアジア研究学会の公開フォーラムで出てきたものだ。当時参加した学者たちが日本政府に訴えることを決定し、オンライン上で議論を重ねた。ただし、安倍首相が訪米期間中に国家が支援する性的奴隷という恐ろしい歴史を認める可能性もあったため、それまでの声明発表を控えていた。残念ながらそのようなことは起こらなかった」
- 安倍首相の訪米期間中の慰安婦問題への言及をどのように評価するのか?
「様々な機会があったにもかかわらず、安倍首相がこの恐ろしい野蛮の歴史を認めなかったことについて、多くの人が不満に思っている。一部の人たちは、米国がこれを表明する適切な場所ではないと言うが、私はそれに同意しない。安倍首相はこの機会を活用することで、日本が国際的な地位とリーダーシップを持つ国であることを示すことができたが、そうしなかった」
韓国語原文入力: 2015-05-06 19:37