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日本共産党、12年ぶりに地方区確保 可能性

登録:2013-07-15 23:37 修正:2013-07-16 07:55
参議院選挙 D-5…自民-公明 過半になる公算
‘巨人と5人の小人の対決’
日本共産党の新しいポスター。

 21日に行われる日本の参議院選挙の状況を一言で要約するとこうなる。 自民党が圧倒的な優位を見せる中で、民主党・公明党・日本維新の会・みんなの党・共産党が一桁台の比例代表候補支持率で肩を並べている。 ただし、この間 群小野党に分類されてきた共産党が、12年ぶりに地方区で議席を占める可能性があると見られるなど共産党の躍進が目立つ。

 15日<朝日新聞>が発表した世論調査結果によれば、比例代表支持率は自民党が43%で他党を圧倒している。 公明党が8%、民主党・日本維新の会・みんなの党・共産党は全て6%と現れた。 <毎日新聞>の調査では、比例代表投票で自民党支持率が37%で6月末調査時の45%よりは大幅に落ちたが、他の野党の支持率に大きな変化は現れなかった。 社民党と生活の党など群小野党に対する比例代表支持率は2%を下回っていて、存在感が希薄だ。

 参議院全体の半分である121席を入れ替える今回の選挙で、自民党は当選者が1人である31選挙区で全勝を目標にしている。 現在、岩手県と沖縄県を除く29の1人選挙区で優勢を見せていることが分かった。 自民党は安倍晋三総理が各地で遊説の前面に出るなど総力戦を繰り広げている。 自民党および連立に参加している公明党が今回の選挙を経て参議院で過半数の議席を確保することに対して52%が賛成するなど世論は政権の安定を願っていると<毎日新聞>が伝えた。

 <朝日新聞>が政権を牽制する野党としてどの政党に期待するかと尋ねたことに対しては、17%が第一野党である民主党を挙げ、14%が昨年創党した極右政党の日本維新の会を挙げた。

 先月行われた東京都議会選挙で民主党を抜いて第3党に上がった共産党は、今回の参議院選挙で12年ぶりに地方区で議席を確保する可能性があると占われている。 今回3議席が選挙対象である共産党は、民主党など他の野党と比例代表支持率が同等であり、4~10議席を得るだろうという展望が出ている。志位和夫 共産党委員長は 「消費税率引き上げ、環太平洋経済パートナー協定(TPP)を推進し始めたのは民主党政権だ。 民主党は自民党と共に暴走している」と批判し、反自民党票の集結を訴えている。

東京/チョン・ナムグ特派員 jeje@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/international/japan/595859.html 韓国語原文入力:2013/07/15 23:04
訳J.S(1102字)

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