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"侵略は歴史的事実" 日本言論も安倍‘妄言’批判

登録:2013-04-26 22:56 修正:2013-04-27 06:41
米国 "日本に公式抗議しなかった"
安倍晋三 日本総理

日本 主要メディアが、官僚らの靖国神社参拝を擁護し侵略の歴史を否定するなど連日波紋を起こしている安倍晋三 日本総理の歴史認識を連日強い調子で批判している。

 <毎日新聞>は‘首相の歴史認識を疑う’という題名の26日付社説で "安倍晋三首相が、先の大戦に対する歴史認識や、閣僚の靖国神社参拝をめぐり、耳を疑うような発言を繰り返している" と批判した。 特に安倍総理が植民地支配と侵略を謝罪した村山談話に対して "そのまま継承しているというわけではない" 、 "侵略の定義は定まっていない’などの発言をしたことに対して "侵略に対する謝罪は村山談話だけでなく戦後60年である2005年に小泉純一郎 当時首相が出した談話にも含まれている" と指摘し、 "侵略に対する歴史認識までそのまま継承するわけではないということなのか" と問い詰めた。

 社説は "日本が過去に植民地支配と侵略をしたことは歴史的事実" としつつ "総理がその歴史的事実を曲げようとしているなら問題" と強調した。 また "確かに閣僚の靖国参拝に抗議して外相訪日を中止した韓国の対応は行き過ぎだが‘(靖国参拝に対する周辺国などの)脅かしに屈しない’という総理の発言は冷静さを欠いたもの" と評価した。

 <朝日新聞>もこの日社説で "侵略を否定するかのような発言を繰り返せば、近隣国のみならず、欧米諸国の不信も強まることになる" とし "歴史を踏まえぬ政治家の言動が、(戦没者などに対する)静かな参拝を妨げる" と批判した。

 また、靖国神社が戦争で亡くなった軍人と軍属を‘神’としてまつる国家神道(一種の国教制度)の中心であり、境内にある戦争博物館である遊就館は今も戦前の歴史を正当化した展示をしていると指摘した後、1978年靖国にA級戦犯が合祀された以後、昭和天皇(死亡)も靖国を参拝していないと説明した。

 <日本経済新聞>は‘歴史問題を過熱させるな’という題名の社説で、麻生太郎副総理の靖国参拝に対して "近隣諸国に目配りした判断をすべきだった" としつつも、韓国政府がその問題を理由にユン・ビョンセ外交長官の訪日を取り消したことは "残念だ" と評価した。

 米国政府は日本の侵略責任を否定した安倍総理の最近の発言に対して公式抗議しなかったとは言え、この問題に対して両国が意見を交換したことを示唆した。

 パトリック ペントレル国務部副報道担当者は25日(現地時間)定例ブリーフィングで「国務部は日本大使館に公式的な抗議をしていない」と明らかにしながら、「私たちの基本的な立場は今まで何回も明らかにしたように、領域内国家が対話を通じて友好的な方式で見解の違いを解決するために努力することを願うということ」と話した。

 彼は 「中国と韓国など憂慮を示す国々がある」と指摘した後 「域内国家の強力で建設的な関係が平和と安定を増進すると信じるので、持続的にこれを促す」とし「米国駐在日本大使館と日本駐在米国大使館を通じて日本側に話している」と明らかにした。 彼は「日本とのすべての外交的対話を具体的に明らかにすることはしない」としながら「しかし毎日のように日本側と対話している」と付け加えた。

東京/チョン・ナムグ特派員、パク・ミンヒ記者 jeje@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/international/japan/584717.html 韓国語原文入力:2013/04/26 14:17
訳J.S(1515字)

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