本文に移動

米国へ行った安倍 "強い日本 復元"

登録:2013-02-24 22:04 修正:2013-02-24 23:02
中国に見ろとばかりに米・日同盟 強化宣言
オバマと会った後 "両国信頼復活"
"日本が帰ってきた。"
バラク・オバマ米国大統領と22日(現地時間)初めての首脳会談をする安倍晋三日本総理が21日メリーランド州アンドリュー空軍基地に到着した。 プリンスジョージ(メリーランド州)/APニューシス

 安倍晋三日本総理の言葉だ。 米国に行った安倍総理は6年ぶりに総理に返り咲いた自身と共に、‘強い日本’の復元を宣言した。

 安倍総理はバラク・オバマ米国大統領と会談が終わった後、22日夜(ワシントン時間)、米国のシンクタンク 戦略国際問題研究所(CSIS)で行なった‘日本が帰ってきた’(Japan is back)という題名の演説で 「強い日本を取り戻す。 世界により多くの善を持たらすために、十分に強い日本を復元しなければならない」と話した。

 彼の発言はまず前任民主党政府時期の不明瞭だった対米関係を立て直し、日本が米-日同盟の中に確かに戻ってきたという意味と解釈される。 同時に日本が米国に協力して国際社会の問題に積極的に介入するために防衛力を増強するという意志を明らかにした。

 安倍総理は北韓の核実験と日本人拉致を批判した後 「人権を重視する国として、経済的にも安保面でも(日本が)強力にならなければならない」と話しながら、日本の位置をアジア・太平洋地域における国際規則確立の促進者、海洋公共財と地球環境の守護者、米国・韓国など民主主義国家の同盟の相手と規定した。 また、彼は米国とのきずなを強調しながら、「米・日両国が地域と世界に法の支配とより多くの民主主義、安全を持たらせ、貧困を減らすために、日本は継続的に強くならなければならない」と強調した。 安倍総理は 「日本も激しい財政圧迫に置かれているが、私は政府に指示して防衛予算を増額させた。 防衛計画大綱の修正にも着手した」と説明した。

 彼はオバマ大統領との首脳会談後の記者会見では「両国同盟の信頼と連帯感が復活したと自信をもって宣言する」と話した。 2000年代中盤以後‘美しい国’ ‘新しい国’を掲げて強い日本を繰り返し主張してきた安倍総理は、米国との同盟強化を通じてその道を求めている。

 訪米前から米国マスコミとのインタビューで中国に対する敵対的見解を表わした安倍総理は、演説でも尖閣列島(中国名 釣魚島)領有権問題と関連して中国に断固たる態度を明らかにした。 彼は「今も今後もいかなる挑戦も容認できない」と強調し、ただし「(葛藤を)増幅させるつもりは毛頭ない。 わが方の門は中国指導者のためにいつも開かれている」と語った。

 安倍総理の‘強い日本’復元宣言は周辺国に微妙な緊張を呼び起こしている。 中国官営<新華社通信>は23日付社説で 「過去の日本の軍国主義侵略の歴史を連想させる」として警戒感を表わした。 通信は 「昨年から日本がロシア・韓国・中国との領土紛争を行い、軍事力強化に進んでいる」と指摘して、「日本政府の現在の行動は残酷な歴史を想起させる。 安倍の‘強大な日本が帰ってきた’という叫びに対して、世界は日本がいったいどこに戻るのかを尋ねなければならない」と強調した。

東京、北京/チョン・ナムグ、パク・ミンヒ特派員 jeje@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/international/japan/575352.html 韓国語原文入力:2013/02/24 21:09
訳J.S(1381字)

関連記事