原文入力:2012/06/20 19:06(1350字)
←デビッド キャメロン英国総理が19日メキシコ、ロスカボスで開かれた主要20ヶ国(G20)首脳会議記者会見で発言している。 ロスカボス/APニューシス
キャメロン "フランス富裕税 事業家 英国で歓迎" 軽率な冗談
オランド "自分が話したことに責任を負わなくては" 過度なかんしゃく
口が軽いデビッド キャメロン英国総理とユーモア感覚はないフランソワ オランド フランス大統領が主要20ヶ国(G20)首脳会議で結局‘英-仏衝突’を起こした。 保守と進歩という明確な政策差を見せた両首脳が、全世界のマスコミが注目する中で克服しがたい性格差まで確認したのだ。
先に挑発したのはキャメロン総理だ。 彼は去る18日、G20企業人フォーラムを取材に来た記者たちにオランド大統領の主要公約である金持ち増税を俎上に上げて無礼な発言を吐き出した。 キャメロンは「フランスが年間収入100万ユーロ以上の高額所得者に所得税75%を課税するなら、私たちはレッド カーペットを敷いて(フランスを脱出し)英国で納税するフランス事業家を歓迎する」と明らかにした。「この税金は学校など英国の公共サービスのために使われるだろう」とも付け加えた。 英国の総理室スポークスマンが「半分は冗談」と明らかにしたが、他国の政策に対する‘国家指導者’の批判としては軽率だったことは事実だ。
この日の発言はオランドの金持ち増税がフランスのごく少数の金持ちだけに影響を与え、財政赤字を減らすには格別な寄与は出来ない‘象徴的な進歩政策’にすぎないという皮肉だった。 キャメロンの保守党政府は国家歳入にはそれほど役立たなくて企業には障壁になるとしながら、去る3月には最高税率を50%から45%に下げた経緯がある。
←フランソワ オランド フランス大統領が19日メキシコ、ロスカボスで開かれた主要20ヶ国(G20)首脳会議記者会見で発言をしている。 ロスカボス/APニューシス
オランドは翌日 「すべての人は話したことに責任を負わなければならない。 私はそのようにする。ヨーロッパの連帯が強くならなければならない時、私はそれを破る行動をしないだろう」とし、真顔になってキャメロンの発言を批判した。 キャメロンの‘半分冗談’後、成長政策などオランドがG20に初めて参加して明らかにした多くのアジェンダが埋められてしまったことに対するかんしゃくも混ざっていた。
しかし、フランス内外で過度に硬直したオランドの対応を批判する声もないではない。 <AFP>通信はオランド大統領がG20で‘ユーモア感覚不足’で苦労したと評価した。 オランドとは違い、ミシェル サパン フランス労働長官は「率直に言って私はどのように英国海峡を横切ってレッド カーペットを敷くのか理解できない。濡れてしまうのに」と冗談で真っ向対立しオランドと比較されもした。 チョン・ジョンユン記者 ggum@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/international/europe/538743.html 訳J.S